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僕は美大に行ったけれど、今の時代、デザイナーになるために美大で学ばなければいけないとはまったく思わない。専門学校でもいいし、普通大学でもいい。独学だっていい。これからの時代はデザインの技術やソフトの使い方だけを考えれば、むしろ今は学校に行かなくても学べることがたくさんある。AIが出てきたことで、その傾向はこれからますます強くなっていくと思う。
それでも、僕は美大に行ったことには大きな価値があったと思っている。
そのひとつが、一見すると仕事には直接結びつかないような「遠回り」ができたことだ。
デザイナーという仕事は、デッサンがうまいとか、ソフトが使えるとか、仕事が速いとか、そういう実務的なスキルだけでできているわけではない。
もちろん、高いレベルでのクラフト力は必要だと思う。
でも、それ以上に大切なのは、
ものをどう見るのか。
何を美しいと思うのか。
社会をどう捉えるのか。
いま起きていることをどう解釈するのか。
そして、まだ存在していないものをどう想像するのか。
そういう、その人自身の「世界の見方」だと思う。
そして、その世界の見方をつくっているのは、デザインだけではない。グラフィック、プロダクト、建築、写真、映画、美術、音楽、文学、ファッション、都市、自然、科学、哲学、歴史、社会。
一見、自分の仕事とは関係がないように見えるものに興味を持ち、寄り道し、深く潜っていく。
そうやって多分野を行き来するうちに、それぞれの点が少しずつつながっていく。そして、そのつながり方そのものが、その人にしかない「視点」になっていく。
僕は、美大の価値は「デザイナーになる方法を教えてくれること」ではなく、そういう遠回りを許してくれる場所だったことなのかもしれないと思う。実際に僕は、デザインはそこそこに、アートや映画、写真、パフォーマンスなど他の分野にも深くのめりこんだ。変わったものが好きな友人たちや個性的な先生たちから多くのことを学んだ。
すぐに役に立つものだけを学んでいたら、たぶん身につかなかったものがたくさんある。
効率だけを考えれば、遠回りは無駄に見える。
でもクリエイティブの世界では、その無駄に見えた時間が、10年後、20年後にその人の大きな差になる。
だから僕は、これからのデザイン教育に必要なのは「デザイナーになるための最短距離」を教えることではなく、むしろたくさんの遠回りができる環境をつくることなんじゃないかと思っている。
特にAIによって「つくる技術」が急速に民主化されていくこれからの時代は、なおさらだ。
つくれること自体の希少性が下がれば下がるほど、
何を見るのか。
何を選ぶのか。
何を問いとして持つのか。
何と何をつなげるのか。
そして、どんな世界をつくりたいと思うのか。
その人がこれまで何を見て、何を考え、どんな遠回りをしてきたのかが、クリエイターとしての価値になっていく。
最短距離で身につく技術よりも、
遠回りの中でしか育たない視点がある。
僕にとって、美大で学んだ一番大きなことは、そういう美しくも無駄なものたちだったと思う。
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「狂気の天才ゴッホ」みたいなプロモーションも害悪だと思ってんだよな。彼が現代の精神医学からみて統合失調症だった可能性はたぶん低いし、絵の質を支えてるのもアカデミックな勉強家の部分だ。耳を切ったり自⚪︎した結末なんて、彼がオールドマスターに向けた情熱に比べたらかなりどうでもいいこと
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デザインはそもそも、産業革命後に「粗悪な大量生産品の見た目や使い勝手を良くする」目的で成立した概念だ。
コストを抑えたいけど、機能的で見た目も良くしたい。
そんな経営者の期待に答えるのがデザイン。
語源はラテン語の「計画」だが、のちにイタリア語やフランス語で「素描・デッサン」の言葉として使われ、その後、今の形になった。
そもそも、素描やデッサンは絵画を描くための下準備。
つまり、デザインには本来「描きながら構想を練る」という意味が宿っている。
当時の工場製品は、実用性はあっても不恰好で使いにくい粗悪品が多かった。
そこで「コストを抑えつつ、見栄えも良いもの」が求められ、イギリスやドイツなどでデザイン学校が設立された。
その代表例がバウハウスだ。
アートを産業に応用するためカンディンスキーやクレーなどの画家たちが教鞭を執り、デザインを学問として体系化していった。
つまりデザインは、美術で培われた造形や構想の知見を応用して発展した。
だからこそ「美大でデザインを学ぶ」というのは、歴史的にも理にかなっている。
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ワイ専門卒(しかも働きながらの夜間)だから過去に芸大卒とか美大卒とか4大卒とかに笑いながら冗談混じりで見下されたことがあったんだけど、毎回「なんでワイと同じ会社におるん?🥺」て聞いたら3人中3人とも顔赤くして怒ってた。怖かったゆ🥺

































