60年代後半以降のブルーノートの諸作に代表される進歩的なジャズを、フリーを経由したヨーロッパ勢が消化した結果生まれたような、メタ新主流派とも呼べそうな作品。
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Kenny Wheeler – "Around 6" (1980)
基本傑作しかないケニー・ホイーラーのECM諸作の中でも1、2を争う大名作。もはやジャズという表現形式でやれることは全て達成されている気すらする。これ以上ないほど神がかり激渋メンバー、特にエヴァン・パーカーの顕現が一撃で空気を変える。
今日の楽器: 箜篌(くご)
古代オリエンタルで作られたハープ類の撥弦楽器。日本へは百済、高句麗を経由して平安時代頃に伝来。歴史の中で淘汰されたが、木戸文右衛門(木戸敏郎)らによって残された楽器の断片や資料をもとに復元された。一柳慧らの現代音楽作品に使用される。
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ピエール・ブーレーズの言葉 (1952)
「つまりセリー主義は、シェーンベルクにおいて、作品の意味的な統一性を保証するための一つの最小共通分母としては作用しているが、そのようにして獲得された言語上の諸要素は、セリーに無縁な既存の修辞法によって組織化されている」
Replying to @KK_kaoru_koga
全面的に同意します!個人的にもナースに衝撃を受けた最初のアルバムがこれでした。
NWW通算3枚目に発表されたレコード。マテリアルの分解と再構築を繰り返す洗練された現在のスタイルの萌芽、音配置の巧みさが既に表れている。最初に聴いたとき、突然日本語が流れだし、しかも何故このチョイスなんだと衝撃を受けた。
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Nurse With Wound – "Merzbild Schwet" (1980)
僕の人生に無くてはならない作品のひとつ。音楽的コラージュ方法論の祭典のよう。ノイ!(NEU!)の'Super 16'と東京キッドブラザースの'東京ローズ'の引用、無関係な語りと唐突なノイズや金属音の並置。ほとんど天才的な構成力ゆえ、聴き飽きれない。
Replying to @thehellofit
羨ましいにもほどがありますよ…。となると現在の淀川さんの音楽嗜好にもかなり影響を与えてくれた方という感じでしょうか。視聴覚室で黙々とモノ壊す集団の映像が流れるシュールさにヤラレてしまいます。
Replying to @thehellofit
まじですかなんですかその素敵なエピソードは…しかもそのタイプの思い出としてこの盤が挙がる人類たぶん淀川さんしかいない気もするのですが…。シンプルに羨ましいです。
Replying to @k2kinky @smokesoilfood
おお!さすが先生お持ちだったのですね笑。僕はこの作品初めて聴いたときは、嘘だろこのまま終わらんよなうわ本当に終わったああ最高、でした笑。
謎めいたアートワーク(ジャケ写は本人ではない)、情報はほぼ不記載、自主制作286枚のみプレス、この内容。基本は救いのないズブズブ虚無ミニマル。が、B面1曲目になるとM.O.直系うめき声ディストーション狂乱ノイズになる。が、すぐにまた虚無っていくという。地獄の地獄。
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Zone Nord – "Marche Noir" (1993)
「フランスのノイズ」と聞くと、まずこれが浮かぶ。初期NONからHaters、現代のThe Ritaに至る系譜、つまりLP丸々1枚なんの展開もない徹底した虚無エレクトロニクス。かつその親玉。あまりの謎の多さゆえ、一部の地下音楽マニアからのみ薄暗いカルト的人気を誇る。
Replying to @shigekzishihara
なんとなくですが理解できます。そもそもとして彼にとってコンピューターも数学も、あくまで一手段という以上でも以下でもないように思います。以下は彼の著書からの抜粋ですが、ここからでも窺い知れるような気がします。
Replying to @shigekzishihara
おそらくこのオーケストラ作品の構造に決定的に影響を与えたのは、一連の「ポリトープ」インスタレーション、電子音による放射から得た、というより実現可能であるという確信を得たのだと思います。この曲直前の名作「エルの伝説」では、それが如実に理解できます。
逆にこのアルバムに出会わなかったら、音楽に金と時間とエネルギーを無限に消尽し続ける人生にはならなかったと思う。僕にとっての知識の木の実。何はともあれ、アイアート・モレイラの怪物的リズム感ドラムを聴くべし。
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Chick Corea – "Return To Forever" (1972)
正直に告白すると、この作品が10代の僕を徹底的に打ちのめした結果、あらゆる音楽を受け入れられる今の自分を作ったと感じる。複雑と単純、即興演奏の価値、打楽器と柔軟なリズム、ジャンルの越境、過剰とバランス、スタジオ音響操作、声と叫びの美しさ。
基本モチーフ型=ユニットの構築と変奏、というのがセシルの音楽表現のコアだが、この'Amplitude'にはそれよりも点描的な対話が中心となる。ブルーノートの代表作2枚含め1966年のセシルはヤバすぎる。必聴です。
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