
堀向健太/MD/PhD(医学)/大学講師/アレルギー学会指導医/小児科学会指導医/ Yahoo!/theLetter/Voicy /Newspicks/note/ #小児のギモンとエビデンス / #子どものアトピー性皮膚炎のケア/ #ほむほむ先生の小児アレルギー教室 / アイコンは青鹿ユウさん/個別の医学関連の質問🙅
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Joined August 2016
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秋になると、子どもの喘息発作が増えてきて、救急受診や病棟はてんてこ舞いです。
「夏のうちに何かしておけば良かった」と思うかもしれませんが、今から確かめられることはたくさんあります。
今回は、今できる確認と、発作時の動き方を整理します。
pedsallergy.theletter.jp/pos…
RSウイルスで入院する赤ちゃんの多くは、もともと元気だった赤ちゃんです😢
その入院のリスクを減らす予防薬を、公費で受けられる日が一歩近づきました。
10月22日、厚労省の小委員会が、赤ちゃんに注射する抗体薬(ベイフォータス、エヌフロンシア)を定期接種の枠組みで行うことを「科学的に妥当」と支持する意見をまとめました。
今後の審議と手続きを経て、2027年度にも公費で受けられる見通しです。ただ、まだ正式決定ではなく、開始時期や対象となる月齢はこれからの議論で決まることになります。
知っておきたいのは、これはワクチンではなく「抗体薬」だということ。
ワクチンは体に抗体を作らせますが、抗体薬はウイルスの働きを抑える抗体そのものを注射します。
体が抗体を作るのを待たずに予防効果を発揮し、1回の注射で約5か月にわたる効果が確認されています。かかった後に使う治療薬ではなく、予防のための薬です。
RSウイルスは、細気管支炎(肺の奥にある細い空気の通り道の炎症)や肺炎を起こし、生後数か月の赤ちゃんほど入院が必要になりやすいウイルスです。
予防の目的は「絶対にかからない」ことではなく、重い症状や入院を減らすことです。
妊婦さんが接種して赤ちゃんに抗体を届ける「母子免疫ワクチン」は、2026年4月から定期接種になっています。抗体薬とどう使い分けるかも、今後の大切な論点です。
息苦しさに耐える赤ちゃんと、そばで眠れない夜を過ごすご家族が、少しでも減ってほしいですね。
費用の壁で必要な予防が届かない状況が変わる一歩として、期待しています🙏
出典
・共同通信/東京新聞(2026年10月22日):公費投与・定期接種化の議論 tokyo-np.co.jp/article/52326…
・Hall CB, et al. Pediatrics. 2013:米国のRSウイルス入院児(2歳未満)の79%は、それまで健康だった pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2387…
・日本小児科学会:ニルセビマブ使用に関するコンセンサスガイドライン・Q&A jpeds.or.jp/society-activiti…
・日本小児科学会:クレスロビマブ使用に関するコンセンサスガイドライン jpeds.or.jp/society-activiti…
ほむほむ@アレルギー専門医 retweeted
ワクチンソムリエだけど、今年のインフルエンザワクチンは素晴らしい仕上がりだと思います。
昨年の大流行を受けて株が全て刷新されたんですが、いつものマイナーチェンジと違って新鮮な仕上がりが素晴らしいです。ちょっと痛いけど流行中のH1N1は勿論、話題の新株subclade Kにも対応できますよ〜。
『東京都、インフルエンザ脳症で5歳未満の子ども1人死亡と明らかに…「ワクチン接種の検討を」』news.yahoo.co.jp/articles/44…
「都内では3人のインフルエンザ脳症患者が確認され、5歳未満の小児1人の死亡が判明」
「こまめな手洗いや換気、せきエチケットの徹底に加え、ワクチン接種も検討してほしい」
「フルミストを受けた子から、うちの子にインフルエンザがうつった」
そう感じたとき、思い出してほしいことがあります😌
接種した子が近くにいた、というだけでは感染源は分かりません。流行期なら、まず疑うべきは街で流行しているインフルエンザなんです。
鼻に噴霧するワクチン「フルミスト」のウイルスが、周りの人にうつることはあります。ただし、研究では稀です。
実際の試験を見てみます。
3歳未満の子どもたちが同じグループで過ごす保育施設で、ワクチンを受けた子と偽薬(有効成分の入っていない薬)を受けた子を比べた試験があります。
接種児1人との接触でワクチンウイルスが伝わる確率は、【0.58%】と推定されました。伝わった1例も重症化はせず、ウイルスは弱毒化された性質を保っていたのです。
この試験には、もう一つ大事な結果があります。
偽薬を受けた子7人から、インフルエンザウイルスが計10件見つかりました。ワクチン由来と確認されたのは1件。地域で流行していた野生株と確認されたのは4件でした(残りは由来不明)。
接種した子と同じグループで過ごしている子どもが街のインフルエンザにかかることは実際に起きていたのです。
接種した本人も同じです。
米国の成人を対象とした研究で、流行期に症状が出てインフルエンザ陽性になった接種者の51検体を、ワクチン株と流行株を区別できる特別なPCR検査で調べたところ、【51検体すべてが流行株への感染】でした。
接種の時期は流行期と重なります。
接種の前後でも、街で流行しているインフルエンザにかかることはあります。
ここで、混同されやすいことが3つあります。
① 鼻からワクチンウイルスが検出される
② そのウイルスが周りの人にうつる
③ うつった人が発病する
この3つは、それぞれ別の話なんですよね。
特に接種後1週間ほどは、ワクチン由来のウイルスで、本人の迅速検査が陽性になることがあります。でも「検出された」だけで「周りに広げている」とは言えないってことです。
そして通常の迅速検査では、ワクチン株と野生株を区別できません。
確かにリスクはゼロではありません。重い免疫不全のある方との密接な接触は、接種後1〜2週間、できるだけ避けることが添付文書でも求められています。
「接種のあとに起きた」は、「接種のせいで起きた」と同じではありません。
接種は、子どもを守るための選択です。
感染源が分からないまま、その子や保護者を責めることはできません。
※0.58%の推定の幅(95%信頼区間)は0〜1.7%。由来不明の例もワクチン株の伝播と仮定した場合の推定値は2.4%(同0.13〜4.6%)でした。
【出典】
水平伝播:Vesikari et al., 2006
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1680…
接種者の陽性51検体:Freed et al., 2007
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1704…
伝播確率0.58%:米国FluMist製品情報
dailymed.nlm.nih.gov/dailyme…
検査陽性の解釈:CDC
cdc.gov/flu/hcp/testing-meth…
接触時の注意:添付文書
pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuD…
「お子さんのけいれん」での救急要請
「5分以上けいれんが続いたら救急車」と仰る先生もいますが、実際問題、自家用車で移動中に再度けいれんする可能性もあり、「動揺しながら」「お子さんを観察しながら」の運転は大変危険です⚠️
確かに、適切な救急車利用は大事ですが…、「お子さんのけいれんは救急車を呼んで構わない」とお話してます。
ほむほむ@アレルギー専門医 retweeted
寒冷じんましんは寒い時期出やすくなり🥶寒冷回避と抗ヒスタミン薬が管理の中心🩷
じんましんではアレルギーの抗体検査をしても↓特定アレルゲンが判明することは稀‼️特にセット検査ではやたら「偽陽性」が出て混乱する例もあります😹
寒冷じんましんのように特定の条件回避が奏功する例もあるのです🩷
寒い場所で耳たぶがムズムズかゆくなる👂
寒い外から暖かい部屋に入ったら、急に肌がかゆくなった。
これは「寒冷じんましん」のサインかもしれません。
寒冷じんましんは、冷えた皮膚が温まり直すときに症状が目立つことが多いです(冷えている最中だけではないのですね)。
こんな形で気づくこともあります。
🥫冷たい缶を持つと、手が腫れる
🧊冷たい飲み物で、唇や口の中が腫れる
特に、冷たい飲食物で口や喉が腫れる人は、皮膚科・アレルギー科へご相談ください。
寒冷じんましんの患者さんでは、この症状や耳たぶのかゆみが、重い全身反応と関連すると報告されています(耳たぶのかゆみだけでは判断できません)。
危ないのは、プールや海で全身が冷える場面です🏊
水中で意識を失うと、溺れる危険がありますよね。
専門施設の国際研究では、皮膚を冷やす検査で反応が確かめられた患者さんの約37%が、アナフィラキシー(急に起こる重い全身のアレルギー反応)を経験していました(寒さでかゆくなる人の3人に1人、という意味ではありません)。
治療の基本は、じんましんを抑える飲み薬(抗ヒスタミン薬)です。
寒冷刺激の後に息苦しさ、声のかすれ、強いふらつきが出たら、すぐ119番を🙏
アドレナリン自己注射薬を処方されている方は、ためらわず使ってくださいね。
もうすぐ「ハロウィン」🎃
『お菓子交換で気をつけたいのは3つです』
👂渡す前に、相手の保護者にアレルギーと食べられるものを聞く
🥜小袋ひとつずつに原材料・アレルギー表示があるお菓子を選ぶ
🍪もらったお菓子はその場で食べず、保護者と表示を確認する
「鶏卵・牛乳・小麦・ピーナッツ」だけでなく、最近は「くるみやカシューナッツ」のアレルギーも増えており、特に注意が必要です⚠️
ハロウィンのお菓子は、「何が入っているか分かること」までセットで渡していただけると助かります🎃
カナダの小児救急の調査では、ハロウィン前後の5日間、ピーナッツによるアナフィラキシーの1日あたりの救急受診件数が、ほかの時期の約1.9倍でした。
実は日本でも、くるみやカシューナッツなどの木の実は、卵に次いで多い原因です。
お菓子交換で気をつけたいのは3つです。
👂渡す前に、相手の保護者にアレルギーと食べられるものを聞く
🥜小袋ひとつずつに原材料・アレルギー表示があるお菓子を選ぶ
🍪もらったお菓子はその場で食べず、保護者と表示を確認する
大袋にしか表示がないお菓子は、小分けにした時点で何が入っているか分からなくなります。お菓子の代わりにシールを配るのも良いかもしれませんね😌
「これ、食べられますか?」
渡す前のひと言も、ハロウィンの心遣いかもしれません。
寒い場所で耳たぶがムズムズかゆくなる👂
寒い外から暖かい部屋に入ったら、急に肌がかゆくなった。
これは「寒冷じんましん」のサインかもしれません。
寒冷じんましんは、冷えた皮膚が温まり直すときに症状が目立つことが多いです(冷えている最中だけではないのですね)。
こんな形で気づくこともあります。
🥫冷たい缶を持つと、手が腫れる
🧊冷たい飲み物で、唇や口の中が腫れる
特に、冷たい飲食物で口や喉が腫れる人は、皮膚科・アレルギー科へご相談ください。
寒冷じんましんの患者さんでは、この症状や耳たぶのかゆみが、重い全身反応と関連すると報告されています(耳たぶのかゆみだけでは判断できません)。
危ないのは、プールや海で全身が冷える場面です🏊
水中で意識を失うと、溺れる危険がありますよね。
専門施設の国際研究では、皮膚を冷やす検査で反応が確かめられた患者さんの約37%が、アナフィラキシー(急に起こる重い全身のアレルギー反応)を経験していました(寒さでかゆくなる人の3人に1人、という意味ではありません)。
治療の基本は、じんましんを抑える飲み薬(抗ヒスタミン薬)です。
寒冷刺激の後に息苦しさ、声のかすれ、強いふらつきが出たら、すぐ119番を🙏
アドレナリン自己注射薬を処方されている方は、ためらわず使ってくださいね。
ほむほむ@アレルギー専門医 retweeted
🎃ハロウィンのお菓子→誤食は🇺🇸でも大問題💧やはり木の実類が増えてるそうです💦
🇺🇸では🎃は大切な儀式ゆえ‼️
お菓子を「もらう」喜びを護るため❣️👶が寝た後に魔女🧙♀️=お母さんがそっと食べられるものに替えておいてあげる❣️
=「交換の魔女🧙♀️」をします🩷
🇯🇵のご家庭でも試みて頂きたいです🙏
ハロウィンのお菓子は、「何が入っているか分かること」までセットで渡していただけると助かります🎃
カナダの小児救急の調査では、ハロウィン前後の5日間、ピーナッツによるアナフィラキシーの1日あたりの救急受診件数が、ほかの時期の約1.9倍でした。
実は日本でも、くるみやカシューナッツなどの木の実は、卵に次いで多い原因です。
お菓子交換で気をつけたいのは3つです。
👂渡す前に、相手の保護者にアレルギーと食べられるものを聞く
🥜小袋ひとつずつに原材料・アレルギー表示があるお菓子を選ぶ
🍪もらったお菓子はその場で食べず、保護者と表示を確認する
大袋にしか表示がないお菓子は、小分けにした時点で何が入っているか分からなくなります。お菓子の代わりにシールを配るのも良いかもしれませんね😌
「これ、食べられますか?」
渡す前のひと言も、ハロウィンの心遣いかもしれません。
ほむほむ@アレルギー専門医 retweeted
スナック菓子の個包装には書いてあるものが多いですね!
アレルギーの度合いがわからない場合はシールという手も
ハロウィンのお菓子は、「何が入っているか分かること」までセットで渡していただけると助かります🎃
カナダの小児救急の調査では、ハロウィン前後の5日間、ピーナッツによるアナフィラキシーの1日あたりの救急受診件数が、ほかの時期の約1.9倍でした。
実は日本でも、くるみやカシューナッツなどの木の実は、卵に次いで多い原因です。
お菓子交換で気をつけたいのは3つです。
👂渡す前に、相手の保護者にアレルギーと食べられるものを聞く
🥜小袋ひとつずつに原材料・アレルギー表示があるお菓子を選ぶ
🍪もらったお菓子はその場で食べず、保護者と表示を確認する
大袋にしか表示がないお菓子は、小分けにした時点で何が入っているか分からなくなります。お菓子の代わりにシールを配るのも良いかもしれませんね😌
「これ、食べられますか?」
渡す前のひと言も、ハロウィンの心遣いかもしれません。
ハロウィンのお菓子は、「何が入っているか分かること」までセットで渡していただけると助かります🎃
カナダの小児救急の調査では、ハロウィン前後の5日間、ピーナッツによるアナフィラキシーの1日あたりの救急受診件数が、ほかの時期の約1.9倍でした。
実は日本でも、くるみやカシューナッツなどの木の実は、卵に次いで多い原因です。
お菓子交換で気をつけたいのは3つです。
👂渡す前に、相手の保護者にアレルギーと食べられるものを聞く
🥜小袋ひとつずつに原材料・アレルギー表示があるお菓子を選ぶ
🍪もらったお菓子はその場で食べず、保護者と表示を確認する
大袋にしか表示がないお菓子は、小分けにした時点で何が入っているか分からなくなります。お菓子の代わりにシールを配るのも良いかもしれませんね😌
「これ、食べられますか?」
渡す前のひと言も、ハロウィンの心遣いかもしれません。
ほむほむ@アレルギー専門医 retweeted
新規の重症じんましん治療薬「ラブシド」は
🔴抗ヒスタミン薬2剤でも無効な重症にも奏功❣️
🔴効果は1週以内に現れ速い❣️
🔴経口で済む🩷
一方で「ゾレア」と異なり
❌喘息や花粉症への効果は期待できない点に注意です⚠️
高いですけどそれでも…
🇺🇸の1/10以下の価格ではあります🙏
「薬を飲んでいるのに、かゆくて眠れない」
そんな慢性じんましんに、新しい飲み薬ラプシド(レミブルチニブ)が10月14日に発売されました。
抗ヒスタミン薬に追加すると、12週後に約半数が症状を良好に抑えられました(偽薬では約2〜2.5割)。ただし対象は成人のみで、薬価は高額です。
対象は、抗ヒスタミン薬の増量などを行っても、日常生活に支障が出るほどのかゆい膨疹が続く成人の「特発性の慢性蕁麻疹」(はっきりした誘因がなく、6週間以上くり返す病気)です。
残念ながら小児での試験はまだなく、小児の用量も設定されていません。
効く場所が違います。
✅抗ヒスタミン薬:出てしまったヒスタミンの働きを邪魔する
✅この薬:皮膚の肥満細胞(体脂肪の肥満とは無関係)がヒスタミンなどを放出させる信号を伝える酵素、BTKの働きを抑える
成人925人の2つの試験で、12週後に症状を良好に抑えられた人(かゆみ・膨疹の週合計点が6点以下)は
📈この薬を追加:約47〜50%
📊偽薬(有効成分を含まない薬)を追加:約20〜25%
1週間、かゆみも膨疹もゼロだった人は約3割(偽薬は約7〜11%)でした。
ただし服用中の結果で、やめても再発しない「完治」ではなく、全員に効くわけでもありません。
気をつけたいのは出血です(点状出血、あざ、鼻血、歯ぐきの出血)。
出血しやすくなる薬を使っている方、手術や予防接種の予定がある方、妊娠中・授乳中の方は、事前に主治医へ。
費用は、薬価が1日1,858円です(新薬とはいえ高い…😭)。
例えばフェキソフェナジンのジェネリック(60mgを1日2回)には1日約22円の製品があり、その80倍以上です。
3割負担の30日分の薬剤費は約1万6,700円(診察料などは別)。しかも新薬のため、当面は1回14日分までの処方です。
「かゆくて眠れない」「仕事や家事に集中できない」。
その困りごとは、次の治療を考える大切な情報です。受診のときに、主治医へぜひ具体的に伝えてください。
参考文献
Metz M, Giménez-Arnau AM, Hide M, et al. Remibrutinib in Chronic Spontaneous Urticaria. N Engl J Med. 2025;392(10):984–994.
出産の方法で、お母さんの頑張りに優劣はつきませんよね😌
帝王切開や吸引分娩などを伴うお産を指してきた「異常分娩」という言葉。
日本産科婦人科学会は、妊産婦さんやご家族への説明・文書では原則使わない方針をまとめ、20日に厚生労働大臣へ報告しました。厚労省も行政文書では「保険診療を伴う分娩」などの表現に改める方針です。
この言葉は、必ずしも「お母さんや赤ちゃんに医学的な異常があった」という意味ではありません。
保険診療を伴う分娩と伴わない分娩を区別する、制度上の表現としても使われてきたのです。
それでも「自分のお産は異常だった」と受け止められ、心の負担につながりうると指摘されていました。
帝王切開は、2023年9月の国の調査で、病院・診療所での分娩の23.0%。4〜5人に1人です。
母子の状態に応じて、安全を守るために選ばれる出産方法です。
実は医学用語には、逆に「異常」が付いた例もあります。
2007年、「高脂血症」は「脂質異常症」に改められました。善玉のHDLコレステロールが低いことも動脈硬化のリスクになり、「高い」だけでは実態を表せないためです。
見直しの理由は違っても、どちらも実態が正確に伝わる言葉を選ぶ取り組みです。
今後は「予定帝王切開」「吸引分娩」のように、具体的な方法や処置で伝える方向になります。
医師としても、出産後のお母さんが自分のお産を責めずに済む説明が広がってほしいと願っています🙏
news.yahoo.co.jp/articles/c1…
「薬を飲んでいるのに、かゆくて眠れない」
そんな慢性じんましんに、新しい飲み薬ラプシド(レミブルチニブ)が10月14日に発売されました。
抗ヒスタミン薬に追加すると、12週後に約半数が症状を良好に抑えられました(偽薬では約2〜2.5割)。ただし対象は成人のみで、薬価は高額です。
対象は、抗ヒスタミン薬の増量などを行っても、日常生活に支障が出るほどのかゆい膨疹が続く成人の「特発性の慢性蕁麻疹」(はっきりした誘因がなく、6週間以上くり返す病気)です。
残念ながら小児での試験はまだなく、小児の用量も設定されていません。
効く場所が違います。
✅抗ヒスタミン薬:出てしまったヒスタミンの働きを邪魔する
✅この薬:皮膚の肥満細胞(体脂肪の肥満とは無関係)がヒスタミンなどを放出させる信号を伝える酵素、BTKの働きを抑える
成人925人の2つの試験で、12週後に症状を良好に抑えられた人(かゆみ・膨疹の週合計点が6点以下)は
📈この薬を追加:約47〜50%
📊偽薬(有効成分を含まない薬)を追加:約20〜25%
1週間、かゆみも膨疹もゼロだった人は約3割(偽薬は約7〜11%)でした。
ただし服用中の結果で、やめても再発しない「完治」ではなく、全員に効くわけでもありません。
気をつけたいのは出血です(点状出血、あざ、鼻血、歯ぐきの出血)。
出血しやすくなる薬を使っている方、手術や予防接種の予定がある方、妊娠中・授乳中の方は、事前に主治医へ。
費用は、薬価が1日1,858円です(新薬とはいえ高い…😭)。
例えばフェキソフェナジンのジェネリック(60mgを1日2回)には1日約22円の製品があり、その80倍以上です。
3割負担の30日分の薬剤費は約1万6,700円(診察料などは別)。しかも新薬のため、当面は1回14日分までの処方です。
「かゆくて眠れない」「仕事や家事に集中できない」。
その困りごとは、次の治療を考える大切な情報です。受診のときに、主治医へぜひ具体的に伝えてください。
参考文献
Metz M, Giménez-Arnau AM, Hide M, et al. Remibrutinib in Chronic Spontaneous Urticaria. N Engl J Med. 2025;392(10):984–994.















