ハッカー集団は、信用第一
身代金を要求するランサムウェア集団にとって、「払っても約束を守らない」という評判は売上に響く。被害者からすれば、払っても状況が変わらないなら、払う理由がなくなるからだ。
侵入は無断でも、入金後の対応には評判がつく。
ここでいくつか信用のあるハッカー集団を見てみよう。
① GandCrab:不正アクセスの後に、アフターサポート
Covewareの報告によると、GandCrabは交渉窓口を集約し、復号ツールの不具合対応や修正版の提供まで行っていた。2018年末の調査でも、支払い後に復号ツールを提供する仕組みが評価されている。
自分たちで読めなくしたファイルを、自分たちのサポートで読めるようにする。その対応実績が、次の身代金を得るための信用になる。
② LockBit:ただし、信用調査の結果は厳しい
一方、2024年の捜査では、LockBitが削除を約束しながら、身代金を支払った被害者のデータを保持していたことが判明した。
2026年のCovewareの報告も、「将来の収益のために評判を守るはず」という判断の危うさを指摘している。経済合理性を考えれば約束を守るはず、という期待も、相手が実際に守った証拠にはならない。
復号は実演できる。しかし、盗んだデータのコピーを一つも残していないことは、被害者には確認できない。
復号の実績だけでは、データ削除や再侵入しないという約束まで信用できない。
ハッカーの世界に契約書は通用しないので、行動で信用を示すしかない。ここがハッカービジネスの難しいところだ。
Replying to @agoandnew
そこで、USの企業向けのクラウドセキュリティ会社、Zscaler(ゼットスケーラー)が何日も前に出してるレポートと比較してみましょう。
zscaler.com/blogs/security-r…
もう少し詳しい内容を知りたいと思ったらこちらのレポートがおすすめです。
AIエージェントがサイバー攻撃に悪用
Zscalerが韓国の金融機関を狙った攻撃を報告。約6.7万人分の個人情報が流出。
【流出情報の例】
・氏名
・電話番号
・年収
・融資限度額
攻撃者はAIペンテストツール「ARTEX」を悪用。
ARTEXは本来、セキュリティ検証を目的としたオープンソースツールで、GitHubで一般公開されていた。
AIが脆弱性の探索や攻撃手順の選択・実行を自動化するため、攻撃に必要な専門知識のハードルが下がる。
【なぜARTEXの使用が判明したのか?】
Zscalerは攻撃活動を分析し、ARTEXによる偵察・脆弱性悪用の流れや、使用されたAIモデル(DeepSeek、GLM、Grok)などを報告。
ただし、ARTEXの使用を特定した決定的な証拠や具体的な特定手順までは記事内で明示されていない。
AIが新たな脆弱性を生んだのではなく、既存の脆弱性を悪用するハードルを下げた点が重要。
zscaler.com/blogs/security-r…
Replying to @kensei_honjo
その中でも結構ランク高めですね。
GMOリサーチ&AI/infoQ
最大948,498件の個人情報持ち出しに加え、611件・286万9,500円分のポイント不正交換まで発生している。


