今日は性能向上リノベ実践講座の現場確認の為、初の北小金に。
解体途中のため、色々と調べやすかったけれど、リノベの現場は開けてみて初めて分かることもやっぱり多いです。
戻って木曜の朝までに講義用の資料(耐震補強編)を纏めます。
住宅を見る目がちょっと変わる構造の話。
(耐震診断編②)
「古い家を大きくリフォームすると、今の基準に全部合わせる必要がある?」
前回の「既存不適格」の続きです。
2025年4月から、木造2階建て住宅などで「大規模の修繕・模様替」を行う場合、原則として建築確認が必要になりました。
ここでいう「大規模」とは、壁・柱・床・梁・屋根・階段などの主要構造部のうち、いずれか一種類について、その過半を修繕・模様替する工事です。
こうした改修では、原則として現在の基準への適合が求められます。
ただし、前回お話しした「既存不適格」であれば、一定の条件で緩和措置を利用できます。一方、建築当時から基準に適合していなかったり、必要な調査をしても分からない場合【不適合(その他)】では、取扱いが異なります。
ここで重要になるのが、建築当時の基準に適合していたかどうかの確認です。
2026年8月には、検査済証が交付されていない一定の木造住宅について、所定の耐震診断の結果から、建築当時の構造基準に適合していたものとして扱える方法が示されました。
つまり、耐震診断は現在の耐震性を調べるだけでなく、構造に関する既存不適格かどうかを判断するためにも活用できる場合があります。
古い住宅の改修を考える際には、こうした耐震診断の活用も検討してみてください。
今日は茨城の古河で、性能向上リノベの会(YKKAP)主催で、サンワ設計さんの現場見学会に参加しました。
ツーバイ住宅のフルリノベの現場。築34年でも既存の構造用合板はそのまま使えるレベルで、きれいに残ってまして、当時から耐震性は高く作られていたのが分かります。
階段付替えのため、大規模の模様替にあたるので、確認申請も取得済み。(当時の検査済証有なので申請はスムーズだったようです)
在来をメインでやってきたので、納まり等色々勉強になりました。
サンワ設計の皆様と大工さん、ご参加された皆様、ありがとうございました!
住宅を見る目がちょっと変わる構造の話。
(耐震診断編)
「古い家って、今の基準に合っていなかったら違法なの?」
実は、そうとは限りません。
建てた当時の基準には適合していたけれど、その後に法律や基準が変わって、現在の基準には合わなくなっている住宅があります。
こうした状態を「既存不適格」といいます。
名前だけ聞くと少し怖く感じますが、「違反建築」という意味ではありません。
住宅の基準は、地震被害などの経験を踏まえて少しずつ見直されてきました。
そのため、古い住宅を見るときは、
「今の基準に合っているか」だけではなく、
「いつ建てられ、その当時はどんな基準だったのか」
を見ることも大切です。
特に耐震性については、1981年や2000年など、基準が変わった節目があります。
古いからダメ、新しいから安心、と単純に分けるのではなく、その家がどんな基準で建てられ、今どんな状態なのかを知ること、それが既存住宅を見る最初の一歩になってきます。
8月と9月の活動を少しまとめて。
8月は「環境塾」で富山・黒部へ。
気密測定やモデルハウスの見学、YKK AP黒部工場・パッシブタウンを視察。
8月末は新建ハウジング様主催の耐震等級3実践塾のリアル講義で、ソフト入力のサポートで参加。
9月の「環境塾」では、i-works6.0の視察とFlowDesignerの講習。
9月末のi-works定例会では、今回関わらせて頂いたi-works6.0の構造についてお話しする機会もいただきました。
あとは日々、実務者からの構造相談を受けております。
視察やセミナーなど、日々の設計とはまた違った角度から学ぶ機会の多い2か月でした。
明日5月27日発売の『建築知識ビルダーズNo.65』にて、冒頭の「平屋の構造計画」について執筆を担当させていただきました。
以前のビルダーズの構造特集で裏方で手伝うことはありましたが、自分でゼロから文章を考え、読者に伝わる形にまとめるのは今回が初めてででした。
正直、ゼロから文章を組み立てるのは簡単ではありませんでしたが、その分「平屋の構造計画で何を最初に考えるべきか」を、改めて深く見つめ直す機会になりました。
平屋だからといって、構造をやみくもに考えるのではなく、
どこに耐力壁を置くのか。
基礎をどう整理するのか。
同じ間取りでも、構造区画を考えるかどうかで、よりシンプルにできますし、こうしたことを設計の早い段階から考えてプランニングすることで、平屋はもっと合理的で、長く住み継げる建物になると思っています。
今回の記事では、そうした「平屋の構造計画で最初に考えておきたいこと」を、できるだけ木造住宅の実務者の方にも伝わるよう考えて書きました。
また、「小さなスケルトンインフィル」の記事では、勝部建築さん、野澤工務店さんの現場写真を使わせていただきました。「構造塾」でも率先して、スケルトンインフィルの家づくりに取り組まれている皆さまの実例を掲載できたことも、とてもありがたく思っています。
平屋を計画する方、設計する方、構造計画に少しでも関心のある方に、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
私自身も、色々な平屋事例や空調・リノベの記事を読むのがとても楽しみです。
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5/19、本日は「環境塾」で東京大学へ。
JIO様からは防水施工について、日本気密測定協会様からは気密測定について、そして冨田先生と福井コンピュータアーキテクトの松谷さんからは、アーキトレンドを使った実務設計のポイント(意匠編)についてお話しいただきました。
あらためて感じたのは、住宅の品質は「ひとつの性能」だけでは決まらないということ。
防水も、気密も、断熱も、構造も、設備も。
それぞれが大切でありながら、どれか一つだけを高めればよいわけではなく、全体として高いレベルでバランスしていることが重要だと感じました。
たとえば気密を確保するために、Fケーブルなどの貫通部をコーキングやテープで処理することがあります。
もちろん気密上は重要な処理ですが、一方で、将来的なメンテナンスや配線のやり替え、部材の耐用年数を超えたときの更新性まで考えると、「その納まりで本当に良いのか?」という視点も必要になります。
それなら、できるだけ配線や更新部材と干渉しない位置で気密ラインを整理できないか。
気密・防湿ラインを変えるのであれば、内部結露のリスクはどうか。
構造、施工性、維持管理、温熱、防露、設備計画がそれぞれ関係してくるため、住宅設計(住宅に限らずですが、、)は本当に複合的だと感じます。
だからこそ、どこまで考え抜いているかで、住まいの品質は大きく変わるのだと思います。
ただその一方で、まったく別の考え方で解決できないかとも考えたりもします。
参加された塾生も全然意識が変わったと言って頂き、気密測定も断熱施工も自社で設備購入してやるという気合いぶりには驚きました。そういう会社に建ててもらいたいなと思います。
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心遣いに、心から感謝
先週のDGR119の勉強会の帰りに、お手土産をご用意いただきました。
私はてっきり会社宛に頂いたものだと思い、直帰の予定だったこともあり、他のメンバーにお渡しして帰りました。
ところが実は、参加した弊社メンバー一人ひとりにご用意くださっていたとのこと。
ただ、手違いで私の分を別の方にお渡ししてしまったそうで、わざわざご丁寧にお詫びまでいただきました。
私にとっては、そのお気持ちだけで本当に十分でしたので、「どうかお気になさらずに」とお伝えして帰宅しました。
すると翌日、DGR119のメンバーのKさんからご連絡が。
「先日お渡しできなかったので、茨城に行く用事がある際にお届けしたい」とのことでした。
DGR119の拠点は埼玉。
私は茨城在住ですが、茨城も広いです。もしかしたら遠回りになるのでは…と申し訳ない気持ちでいっぱいになり、改めて「本当にお気持ちだけで十分です」とお伝えしました。
それでも「ぜひ」と言ってくださり、本日、自宅近くまでお越しいただき、直接お手土産を届けてくださいました。
DGR119は、消防士の皆さんによる災害ボランティアの有志団体です。
日頃から社会のために尽くされている皆さんが、ここまで丁寧な心遣いをしてくださることに、胸が熱くなりました。
その行動の背景にある「誠実さ」と「仲間を大切にする姿勢」に、心から敬意と感謝をお伝えしたいです。
本当にありがとうございました。
DGR119 × 「構造塾」
〜災害に勝つための構造セミナー〜
本日は、DGR119様主催で、全国の消防活動、災害ボランティア活動をされている方々にお集まり頂き、木造住宅の構造セミナーを行なっております。
全国から150名程お集まり頂きました。
弊社、佐藤より災害時に活用できる建物の構造知識についてお伝えしております。
被害を抑えることが第一ですが、起きてしまったあとの災害救助活動が少しでもスムーズにいくよう、今後も何かしらのお手伝いが出来たら良いなと思います。




























