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私が関わってきたプロジェクトが、ついにクラファンをスタート。テーマは、「ゆらぎ世代の毎日に、無理なく取り入れられるものをつくること」。
和素材のよもぎを軸に、どうしたら毎日の生活の中で自然に続けてもらえるのか。
メンバーと何度も話し合い、試作して、また考えて
商品は、作る前に売った後の流れまで決めておくことが大切です。一度買ってもらって終わりでは、毎回新しいお客様を探し続けることになり、販売の負担がいつまでも減らないからです。
例えば、次のことを先に決めておきます。
・リピートを案内するタイミング
・どうやって続けて使ってもらうか
・反応が弱いときに、どこを見直すか
治療院なら、次の来院時に使い心地を直接聞けます。これは患者さんと定期的に会える治療院ならではの強みです。商品名やパッケージを考えるより先に、売った後のストーリーを描いておく。これができている商品ほど、長く愛されます。
商品は、作ることよりも売り続けることのほうが難しいものです。作る作業にはゴールがありますが、販売には終わりがありません。売っている間はずっと、次の3つを考え続ける必要があるからです。
・誰に届けるか
・どこで知ってもらうか
・なぜ買ってもらえるのか
22年間商品づくりをやってきましたが、売ることのほうがずっと大変でした。
商品が完成してから販売先や伝え方を考え始めると、どれだけ良い商品でも、本当に必要としている人に届かないことがあります。反対に、売り方を考えてから作った商品のほうが、成功する確率も高かったです。だからこそ商品づくりは、製造だけで終わらせず、売り方まで含めて設計しておきましょう。
新しい収益源を作る前に、増える作業を一度すべて書き出してみることをおすすめします。頭の中では、なんとかなると思っていても、実際に始めると細かい作業が積み重なり、本業の時間を圧迫してしまうからです。
例えばオリジナル商品を扱う場合、次のような作業が新たに発生します。
一人で治療院を経営している人が新しい収益源を考えるなら、売上の見込みより先に、どれくらい作業が増えるかを確かめることが大切です。なぜなら、施術以外の仕事がすでに多い状態で新しいメニューを増やすと、収入と一緒に作業も増え、本業や体を休める時間が削られてしまうからです。
商品を出した後に、お客さんから声を拾う時には、いつ使ったか、何と迷ったか、なぜもう一度選んだかまで聞きましょう。感想が好意的でも、使う場面が想定と違うことがあります。そのズレは、商品の改善点や、伝える言葉を見直す手がかりになります。
例えば、朝に自宅で使ってほしいと思っていた商品が、実際には外出時に使われていたとします。その理由が持ち運びやすさなら、商品ページで強調する場面を変える余地があります。
逆に、一度買った人が使い切れなかったなら、量や使い方の案内を見直すきっかけになります。どちらも発売してから初めて分かることです。
商品づくりは、発売で終わりません。買った人の使い方と言葉を拾うことが、商品を育てることに繋がります。
小ロットでオリジナル商品が製造できると聞いたら、発注数を決める前に、どのくらいの期間で売り切れるかも考えておきましょう。そうでないと商品を作るハードルが下がっても、在庫を抱える負担は残ります。
製造費だけでなく、保管する場所、賞味期限、発送の手間まで含めて考えないと、手元に商品があるのに次の一手が打てなくなることがあります。
例えば、最初は自分の発信からどれくらい見てもらえるか、既に接点のあるお客さんのうち何人に届けられそうかを見積もる。販売先が一つしかないなら、その販売ペースで無理なく売れる数量も予測してみる。注文できる最小数と、自分が売り切れる数は同じとは限りません。
小さくつくれるようになったからこそ、最初の在庫は慎重に考える。商品をつくる計画と、売り切る計画をセットで考えることが大事です。
商品コンセプトを考えるときは、買ってほしい人と一緒に、この商品が向かない人も決めておきたい。理由は対象を広げすぎると、何を優先してつくるかが曖昧になるから。味、量、価格、使いやすさを全員に合わせようとしても、判断の基準がなくなってしまいます。
例えば、忙しい朝に食事を足したい人向けの商品なら、短時間で準備できるような商品は喜ばれるはず。一方、時間をかけて楽しむ嗜好品として選ぶ人には、必ずしも魅力にはなりません。どちらが正しいかではなく、誰のどの場面を先に助けるかで、つくり方が変わります。
お客さんのニーズが分からない時は、日常の小さな不便を探すところから始めましょう。本人にとってのお困りごとは、質問されてもすぐには出てこないことがあります。一方で、面倒だと思いながら毎回やっている行動や、つい口に出してしまう不満のひと言には改善したいことが出たりします。
例えば、ログインのたびにパスワードが分からなくなり、紙を何枚も探している人がいるとします。その人に、欲しい商品は何?と聞いても、手帳とは答えないかもしれません。でも、困る場面を見れば、パスワードだけを整理できる手帳があれば便利かもしれないという発想が出てきます。
なら、いまの製造現場の状況を知っておくと良いと思います。商品によって条件は違いますが、最低数量が少なくてもオリジナル商品が作れるケースがあります。中身を一から開発する以外にも、既にある製品をパッケージや伝え方を自分のお客さんに合わせて設計する。
以前は10,000個単位で考えていたものが、工場や仕様によっては1,000前後から相談できることもあります。場合によっては500個とかで作れることもあります。
例えばプロテインなら、既存の中身を使いながら、誰がどんな場面で選ぶ商品なのかを整理し、見せ方を考える。中身が共通でも、届けたい相手によって伝えるべきことは変わります。
但し、少量で作れることと、無理なく売り切れることは別です。製造数、原価、賞味期限まで見ながら、自分の規模に合う作り方を選ぶ。
ちなみに小ロットで私がプロデュースして作った商品が現在クラファン展開中です。興味がある方は固定ポスト見てください
商品の中身がある程度決まっていても、伝え方で迷うことがあると思う。そんな時は、製造に進む前に、切り口を変えた二つの広告を少額で試す方法がある。同じ商品でも、興味を持つ理由は一つではありません。作り手のこだわりに惹かれる人もいれば、開発の背景に共感する人もいます。
こちらのほうが響くはずと決めきれないなら、実際の反応を見たほうが判断しやすい。例えば、片方は競合との違いや素材へのこだわりを前面に出す。もう片方は、なぜこの商品をつくろうと思ったのかを伝える。届ける相手や予算、配信期間をなるべく揃えて、どちらの言葉に関心が集まるかを見る。
商品づくりで最後まで人が向き合いたいのは、お客さん自身もまだうまく言葉にできていない欲しさだと思います。AIを使えば、集めた情報の整理やアイデアの比較は速くなります。でも、相手が何を言いかけてやめたか、何にためらったかを確かめるには、実際に話を聞き、反応を見る必要がある。
先日、AIのコミュニティを主催する方と話して、商品企画の役割を改めて考えました。例えば、健康になりたいだけでは、商品は決まりません。外出を続けたいのか、朝の不調を何とかしたいのか、人によって欲しい未来は違います。その違いを聞き取って、使う場面や伝える言葉に落とし込む。
