Joined August 2015
川端裕人『「色のふしぎ」と不思議な社会』 先天色覚異常の当事者である著者が、「色」について学び、取材し、考察した一冊。 自閉スペクトラム症で「スペクトラム」という単語を知ったのだが、色の見え方もスペクトラム=連続体であることが知れた。感度・特異度といった話も勉強になった。 #読了
1
3
1
15
1,808
この主張は正しいように思える。知らないより、知っていた方が良いと。 この疑問についても、スクリーニング検査や、感度・特異度・偽陽性・偽陰性といった言葉を用いながら丁寧に解説されており、自分の無知を知ることができた。
1
1
51
著者は当事者でありながら、眼科医といった専門家ではない。だからこそ書ける、深掘りした内容だと思った。 それにしても、光というものは不思議だ。光自体に色はない。私は、他人がどんな色を見ているのか決して知ることができない。そもそも、色とはそういうものなのかと、改めて気付かされた。
1
25
小野不由美『月の影 影の海』 突如現れた金髪の男によって、異界へと連れ去られた高校生の陽子。はじまりの物語。 『魔性の子』に続き再読。「ここに居場所はない」と思う高里と、「帰りたい」と願う陽子を比較する。どちらも傑作。一番最後の頁(解説の前)が本当に好き。最後まで素晴らしい。 #読了
2
8
189
ウェーブくん、やっと見付けた。うれしい!かわいい!
1
8
745
ドストエフスキー『地下室の手記』 自意識過剰で、虚栄心が強く、気が弱くて、思い込みが激しい役人の手記。 前半の手記は、「良いから、お前は黙れ!」と言いたくなった。本を読むのをやめれば良いのは分かっているが、本当にうるさかった。後半の手記に入ると、他人事と言えなくなってくる。 #読了
1
21
346
前半の手記は、読むのが疲れるし、言ってることが頭に入ってこない、早く黙ってくれという感じだったが、後半の手記は、自分の知られたくない部分を明るみに出されたようで、別の意味で黙ってくれという気持ちになった。 本書を他人事と思える人は、聖人君子なのかもしれない。
1
1
29
いつも自分で自分の読みたい本を選ぶから、ChatGPTに「憂鬱な気分のときにおすすめの本を教えて」と送ったら、本書を提案された。 求める内容とは全く違ったが、学生時代に挫折した作家の本を読み切れたのはうれしかった。 とはいえ、『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』は、まだハードルが高い……。
2
29
小野不由美『魔性の子』 教育実習のため母校に戻った広瀬は、クラスの中で異質な存在・高里が気に掛かる。高里の周囲では不慮の事故が頻発し、「祟る」と恐れられていた。 再読。やはりシリーズで一番好き。繰り返し記述される人間の醜さが、終盤に近付くにつれてグサグサと突き刺さる。 #読了
1
11
255
「人が人を大切に思う情愛は貴いもののはずなのに、その裏側にはこれほど醜いものが存在する。人が人として生きていくことは、それ自体がこんなに汚い。そんなことを広瀬は思った」(256頁) 今回は、人間のエゴや醜さといった描写に惹かれた。引用に似た記述は、いくつもあった。
1
65
反面教師のように、他人の姿を通して我が身を振り返ることはある。他人事だと思っていた醜さを、自身の内に発見したとき、すぐには認められなくて、周囲の人を傷付けてしまったり、認められなかったりする。 人は、誰も聖人君子ではいられない。 このままシリーズを、ゆっくり再読していきたいなあ。
14
9月に読んだ本 魯迅『阿Q正伝・狂人日記』 白石果林他『私たちはみんな、失敗を知っている』 凪良ゆう『多類婚姻譚』 齋藤勝裕『「原子・素粒子・量子の世界」のことが一冊でまるごとわかる』 M・W・クレイヴン『ブラッディダイスの殺人』 #K読書記録
1
2
368
かまど・みくのしん『本が読めない34歳がはじめてごんぎつねを読む』 堀田昌寛『無とは何か』 小野不由美『幽冥の岸』 アレステア・レナルズ『反転領域』 ジェフ・ライマン『オムニセクシュアル』
2
268
ジェフ・ライマン『オムニセクシュアル』 家庭用家事ロボットのベッツィに育てられた少年・クランシーを描いた『ぬくもり』が好みだった。 どんなに人間的な振る舞いをしたとしても、機械は機械だ。でも、その機械に心が動かされたことは事実だ。最後が良かった。 #読了
1
2
13
1,069
「ベッツィは掃除用具のような見た目をしてい」(294頁)らしい。「長い腕と、くるくるした毛糸でできた髪の毛。どっちもじゅうたんみたいだ。なんとなく可愛らしく、抱きしめると気持ちよさそう」とあるので、さすがに針金製とかではないようだ。
1
1
53
対人関係がとても苦手なので、むしろベッツィのような存在の方が心を開けそうだと思ってしまう。 機械の友達しかいませんとか言ったら、即可哀想な人認定されそうだが、人間の友達がたくさんいて空虚なのと、機械の友達がいて幸せなのとどっちが良いのかとか考えちゃう。思考が刺激された話だった。
1
25