Pinned Tweet
『新自由主義権力と抵抗』の序文が以下で公開されています。フーコーは有名な『監獄の誕生』の冒頭で、絶対王政と規律権力の刑罰システムを比較して同書を始めています。それに倣って、規律権力から新自由主義権力への移行をフーコーの引用で明示してみました。note.com/jimbunshoin/n/n864e…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
確かに、公的債務は1970年にはGDPの20%だったものが、現在では120%にまで増加している。しかし同時に、民間の富はそれ以上に劇的に増大してきた。民間資産はGDPの300%から600%へと倍増しており、その富は最も裕福な人々の莫大な資産へと極端に集中している。
言い換えれば、民間資産と公的資産の合計から、民間および公的債務を差し引いたフランスの国富は、絶対額で見ても、GDPに対する比率で見ても、かつてないほど大きくなっている。GDPそのものも、過去最高の水準に達しているのだ。
つまり、フランスはかつてないほど豊かな国になっている。問題は富の不足ではなく、その分配にある。
1945年の状況は、今日よりもはるかに厳しかった。公的債務は現在よりも高く、民間の財産も戦争によって大きく損なわれていた。それでも、当時、国家的な連帯を目的とする税制度が導入され、最も裕福な人々には数十%に達する税率が適用されたのである。今日、同様の仕組みを導入すれば、当時よりもはるかに大きな税収を得られる可能性がある。
それにもかかわらず、こうした方法では実質的な成果は期待できないと、いつまでも繰り返す人々がいる。彼らの主張は、数学にも歴史にも明らかに反している。
第二の誤りは、さらに深刻である。
教育と医療への支出が、今後数十年にわたりGDPの伸びを上回るペースで増加していくことは、誰もが知っている。
ところが、不思議なことに、民間による支出のほうが効率的だと考える人々がいる。しかし、これまでに蓄積された歴史的・国際比較的な証拠は、特に教育と医療のような分野では、公共部門、非営利部門、そしてアソシアシオン(非営利の市民団体など)のほうが、従来型の資本主義的な論理に基づく仕組みよりも優れた成果を生み出すことを示している。
したがって、今、これらの分野への再投資を進めることは、単に地域間や社会階層間の平等を実現するためだけの問題ではない。
それはまた、経済の脱商品化と非物質化を段階的に進め、さらには、これまでとは異なる発展モデルを築いていくうえでも、重要な課題なのである。
脱商品化とは、教育や医療など、人間の生活に不可欠なものを、単なる市場の商品や利益追求の対象として扱うことから解放していくことを意味する。
非物質化とは、物質的な生産や消費の拡大に依存し続ける経済から、別のあり方へと移行していくことを指す。
今回の運動が、こうした問題を今後の選挙の中心的な争点へと押し上げることを期待したい。
2/2)
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
経済学者トマ・ピケティーの高校生のデモに関する重要な指摘。
高校生の主張、LFIの指摘と完全に一致しています。少し長いですが、フランスのデモを理解する上で重要な指摘。全訳貼っておきます。
「フランスにおける現在の高校生・学生運動は、マクロン主義の黄昏を告げるものだ。
若者たちが求めているのは、ただ一つ、教育を受け、質の高い高等教育にアクセスするための十分な資源である。そして今回の抗議運動は、現政権の失敗のなかでも、おそらく最も深刻なものを浮き彫りにしている。すなわち、2017年以降、学生一人当たりの予算が20%も減少したという、壊滅的かつ前例のない事態である。
政府は不誠実にも、高等教育予算の名目額が2017年の133億ユーロから2026年には155億ユーロへと増加した(17%増)ことを、ときおり誇らしげに主張する。確かにそのとおりだ。しかし、同じ期間にインフレ率は22%に達している。つまり、実質的には予算は5%減少したことになる。
さらに、学生数は260万人から300万人超へと、15%以上増加している。この結果、学生一人当たりの予算は約20%減少した。このことは、経済学者リュカ・シャンセルがオンラインで公開しているデータからも明確に確認できる。
実際に何が起きているのか。何十万人もの若者が懸命に勉強して高校卒業資格を取得しているにもかかわらず、彼らを高等教育へと受け入れるための計画が何も整っていないのだ。
技術系・職業系コースを修了する高校卒業生は大幅に増加した。しかし、彼らが進学するための高等教育機関、すなわちIUT(大学技術短期課程)やBTS(上級技術者養成課程)の受け入れ枠は、それに見合うほど増えていない。
その結果、多くの若者が、定員超過で、より費用のかからない大学の一般課程へと振り分けられている。しかも、そうした課程は、彼らのニーズや希望にまったく適していないことも少なくない。
これは、人材にとっても経済にとっても、甚大な損失である。そしてその背景には、深く不平等で、厳格な階層意識に支配された世界観がある。
マクロン派の考えでは、国家の繁栄は、ごく一握りの優秀なイノベーターや指導者にかかっている。それ以外の人々は、富が上から下へと滴り落ちてくるのを、辛抱強く待つことを期待されているのだ。
問題をさらに悪化させているのが、高等教育の受け入れ枠不足への対処が、きわめて不透明な方法で行われてきたことだ。Parcoursup(パルクールシュップ)と呼ばれる進学選考システムは、その仕組みが理解しがたいアルゴリズムに依存している。学生、家族、教員、研究者たちは繰り返し制度の変更を求めてきたが、十分な対応はなされていない。
これらすべては、2019年に当時の教育相ジャン=ミシェル・ブランケールが実施した高校改革の大失敗を背景としている。この改革は、将来の進路選択をますます複雑で予測困難なものにし、時間割の分断も引き起こした。さらに、地域間に根深く残る構造的な不平等も続いている。
経済学者アスマ・ベンヘンダが、フランスの国民教育制度の給与データを用いて行った研究によれば、パリやオー=ド=セーヌ県のような恵まれた地域では、契約教員や教職経験の浅い教員の割合はわずか10%にすぎない。
ところが、首都近郊のセーヌ=サン=ドニ県やヴァル=ド=マルヌ県のような、より貧しい地域では、この割合が50%にまで上昇する。
さらに、中等教育の教員一人当たりの平均給与は、最も貧しい地域では、最も裕福な地域と比べて約20%低い。優先教育地域に支給される、わずかな手当を考慮に入れた後でさえ、この格差は残るのである。
教育相がテレビに出演し、「セーヌ=サン=ドニ県はパリよりも手厚い予算配分を受けている」と主張するとき、彼が考慮しているのは学級規模だけだ。教員の給与の違いについては、完全に無視している。これは、教育相という職責にふさわしい態度とは言えない。
現実には、恵まれない地域では、学級の人数が多少少ないことはあっても、教員の資格や経験ははるかに乏しいのだ。
こうした仕組みが、実際にこれらの地域に利益をもたらしているのかどうかは、まったく明らかではない。
教育予算の不足、とりわけ学生一人当たりの支出減少を正当化するため、政府とその支持者たちは、フランスにはこれ以上投資する余裕がないと主張する。しかし、彼らの議論には二つの誤りがある。
第一の誤りは、公的債務の増加だけに注目し、国全体の富の増大を無視していることだ。
(1/2)
High schoolers, students: the twilight of macronism
Hundreds of thousands of young people work hard to earn their high school diplomas, but there is nothing planned to welcome them into higher education
thomaspiketty.wordpress.com/…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
わたし昨日ENS(高等師範学校)に行ったのですが、学生たちがキャンパスを封鎖・占拠し、通常授業の代わりにすべての人に開かれた「大衆大学(université populaire)」というオルタナティブなプログラムを組んでいました。ENSがこんなパリ8みたいなことをしているのを初めて見て感動。廊下ではデモ歌を演奏するオケの音まで聞こえてきました。
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
まるで高市首相就任の“ご祝儀”箇所付け…地元奈良の選挙区ばかり交付金「最大6.24倍」増額の仰天
nikkan-gendai.com/articles/v…
#日刊ゲンダイDIGITAL
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
上岡氏の講演のなかで紹介された動画。youtube.com/watch?v=BEimtuDL…
2026年10月18日 上岡直見講演会「東海第二原発で事故避難はできるか?」(主催:東海第二原発の再稼働に反対する茨城県自治体議員連盟)
☆上岡氏の講演動画:youtu.be/e9-Ew2aQqsI?t=294
☆パワポ資料:f0dd41d0-db22-498d-a1a3-cdab…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
2026年10月18日 上岡直見講演会「東海第二原発で事故避難はできるか?」(主催:東海第二原発の再稼働に反対する茨城県自治体議員連盟)
☆上岡氏の講演動画:youtu.be/e9-Ew2aQqsI?t=294
☆パワポ資料:f0dd41d0-db22-498d-a1a3-cdab…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
衆院予算委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員が、維新の中司宏大臣の問題を質問。私が週刊現代で報じた、中司氏が枚方市長時代に継続的に裏金を貰っていたという、中司氏自身の音声データに基づく記事について「断片的で判然しない」と逃げた。それならである。私の手元には2019年に中司氏が4時間に及び裏金の受け取りと裁判での偽証を繰り返し認めた生々しい音声データがある。近く公開するつもりだ。
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
《自分の車にレンタル代、身内の神社に家賃…》
政治資金633万円還流疑惑で“麻生派ホープ”阿部弘樹・法務政務官を直撃
「自分には入っていない」と回答も事務所は支払い認める
news-postseven.com/archives/…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
凄え!証拠音声だってよ
高市政権の維新・新大臣に「収賄疑惑」!生々しすぎる「密談録音」を公開するgendai.media/articles/-/1719…
今週末です!
Replying to @pliselonpli
10月17日(土)14時〜17時 市田良彦新刊『フーコーと哲学者たち』公開研究会 hanmoto.com/bd/isbn/97849067… 発表者:市田良彦(神戸大学名誉教授)、コメンテーター:小泉義之(立命館大学名誉教授) 質問者:池田信虎(立命館大学補助研究員)+仲宗根大介(大阪大学大学院)
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
10月18日(日)14時~17時
『分析手帖』公開研究会(Zoom開催)
ibunsha.co.jp/books/978-4753…
ibunsha.co.jp/books/978-4-75…
発表者:坂本尚志(早稲田大学)、佐藤嘉幸(筑波大学)、上尾真道(広島市立大学)、近藤敬和(大阪大学)
Zoom登録リンク:
kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/…
今週末です!
10月18日(日)14時~17時
『分析手帖』公開研究会(Zoom開催)
ibunsha.co.jp/books/978-4753…
ibunsha.co.jp/books/978-4-75…
発表者:坂本尚志(早稲田大学)、佐藤嘉幸(筑波大学)、上尾真道(広島市立大学)、近藤敬和(大阪大学)
Zoom登録リンク:
kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
文春スクープ第3弾
「簗さんは負けそうだったので電話がけは必死だった。秘書から現金と領収書をもらった」
①敵対する渡辺議員を応援する自治体の道路予算はカットしてやった
②無料バスで公選法違反
③運動員買収で公選法違反
⇒大臣更迭はもちろん、もはや議員辞職に相当
bunshun.jp/articles/-/92823
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
濱口監督にほぼフリーテーマでお話しいただけた貴重なインタビュー。いま続けておられる試行がなぜ映画の枠を越えて社会に響くのか。ぜひご覧ください
失敗を重ねた先には、深い快楽が待っている:濱口竜介(映画監督)──WIRED Innovation Awards 2026 受賞者インタビュー
wired.jp/article/wired-innov…
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
Replying to @bbcnewsjapan
教育予算の比率が世界38位のフランスでもこうした状況。128位の日本が悲惨であるのはいわずもがなかと。
「僕たちが求めているのは、より大きな平等。
そして何より、既存秩序の転換だ」
フランスで続く高校生抗議運動。
その中で注目を集める17歳のセイドゥ・バ(Seydou Ba)の新しいインタビューから、彼の政治思想を象徴する発言をX向けに約3分程度に編集し、日本語字幕を付けた。
セイドゥはパリ郊外セーヌ=サン=ドニ県ロニー=スー=ボワの高校生で、急進左派LFIの活動家でもある。
彼が語るのは、単なる教育予算の増額要求ではない。
黒人やアラブ系の若者が権利を求めて声を上げると「不良」と呼ばれる。
しかし、権利が侵害されたときに立ち上がることほど、フランス的な行為はない、と彼は訴える。
さらに、若者たちが自ら考え、行動し、戦略を立て始めていることを強調する。
重要なのは、彼が高校生を、単に保護や教育を受ける存在ではなく、社会の意思決定に参加する権利を持つ政治的主体として捉えている点だ。
「教育共同体の一員である以上、発言権と実際の決定権を持つべきだ」
そして彼は、メディアが運動の「顔」を探し、特定の人物を英雄化することにも異議を唱える。
本当の主体は、毎朝学校の前に立ち、行動を続ける何千人もの高校生たちなのだ。
ここには、現代日本の教育や路上政治を考える上でも重要な問いがあるのではないか。
若者は政治に無関心なのか。
もしそう見えるのなら、なぜなのか。
既存の秩序に疑問を持ち、異議を唱え、自らの意見を形成する力を育てることを怠り、若者を政治的意思決定から遠ざけ、それでもなお上がる声さえ軽視してきた国家と社会の側にこそ、問題があるのではないだろうか。
教育条件への抗議が、既存秩序への問いとなり、
政治的主体としての覚醒へと発展していく。
セイドゥの言葉が示しているのは、若者が単に政治に参加し始めたということではない。
これまで決定に従う側に置かれてきた若者たちが、自ら決定する主体になろうとしているということだ。
その過程を、当事者自身の言葉から聞いてほしい。
【元動画】
『L'ÈRE VÉRITABLE DE LA GEN Z – avec Seydou Ba』
配信:On Ne Veut Plus
公開:2026年10月11日
youtube.com/@OnNeVeutPlus
佐藤 嘉幸/Yoshiyuki SATO retweeted
10月17日(土)14時〜17時 市田良彦新刊『フーコーと哲学者たち』公開研究会 hanmoto.com/bd/isbn/97849067… 発表者:市田良彦(神戸大学名誉教授)、コメンテーター:小泉義之(立命館大学名誉教授) 質問者:池田信虎(立命館大学補助研究員)+仲宗根大介(大阪大学大学院)



















