心のノイズキャンセル、お便りが読まれた方にステッカーをプレゼントすることになりました。ご希望の方は、メッセージフォームの「プレゼントに応募」にチェックをお忘れなく。
本番組は、皆さまから寄せられる声で成り立っています。お便り、お待ちしております。
【レギュラーラジオ番組開始のお知らせ】
このたび4月より、JFN系列全国15局にて、私がパーソナリティを務める新番組「心のノイズキャンセル」がスタートいたしました。聞き手は井門宗之さん(@muneyuki_imon)です。放送エリア外の方は、radikoのエリアフリーでもお聴きいただけます。
不安をあおるデマや、心の不調を抱える方への配慮に欠けた言葉が広がりやすいSNS時代において、「メンタルケアに関する正しい情報を、誰にでもわかりやすく届けたい」という思いから、本番組はJFNの増田ディレクターにお声がけいただき実現いたしました。
番組では、医学論文に基づいた信頼できる知見を、身近な感覚で無理なく理解していただけるよう、やさしくお伝えしてまいります。
イメージとしては、ホ◯マでっかTVに対抗して「ホンマでっせラジオ」のようなものを考えています。
尊敬するロビン・マレー先生、ヴィクラム・パテル先生、スーザン・ソーヤー先生のように、社会に良い影響を届けられる医師でありたいと考えています。
現代を生きる方々にとって意味のある情報を、番組を通して誠実にお伝えしていけたらと思います。
取り扱ってほしいテーマがありましたら、番組メッセージフォームよりぜひお寄せください。
My article mentored by Sir Robin Murray has been accepted.
For a psychiatrist like me, writing a paper with Robin is like:
playing football with Sir David Beckham
playing guitar with Sir Paul McCartney
playing violin for Sir Simon Rattle
yes yes yes
【なぜ豊かな人は悲観的なのか?】
というテーマの記事がNatureに掲載されています。
結論から言うと、ひとつの説明として天井効果が考えられていて、豊かになるほど未来が今より良くなると想像しにくくなるということです。
例えば、世代を重ねるごとに世界が良くなると考える若者は、インドネシアで82%、フランスでは42%と大きな差があったと。
また「豊かさそのもの」よりも「その将来性」に引っ張られることもあると。日本で何不自由なく生活してても、何となく将来が暗いように感じてしまったり。
あと単純に、豊かな国ほど高齢化社会である傾向があり、年齢の影響もあると(国際調査では若いほど楽観的な傾向が確認されています)。
先日ポストした「GDPは社会の実態を反映しない」とも合わせて、あまり日本社会を悲観することもないのかなと思ったり。
【GDPで評価するのはもう古いという話】
GDPは社会の実態を十分に反映していないというNatureの記事です。
事故や災害への対応でもGDPは増えるので、「GDPが伸びた=暮らしが良くなった」とは言えないということですね。
代わりの指標として31項目が検討されてています。
たとえば可処分所得、大気中の微粒子、平均寿命、子どもの読解・数学能力、女性の暴力被害などです。
なおGDPが右肩上がりだったアメリカと中国において、人々の幸福度は向上していません(かと言ってこれだけで結論づけるのもそれはそれで間違いですが)。
つまるところ、GDPは大事なものを全然測れてないでしょ、ということです。
経済成長だけでなく、健康、教育、環境、安全、暮らしやすさまで含めて、社会の進歩を見直すべきではないか、という議論です。
GDPで伸び悩んでいる日本にとっても特に示唆的な議論でしょうか。
【論文を発表しました:過去イチ】
なぜ思春期女子のメンタルヘルスは悪化しているのか?
娘のために書いた論文が、行動科学の最高峰 Nature Human Behaviour に出版されました。
この問いに対して、最初に当事者である若者に教えてもらうところから始めました。
医者・研究者だけで原因を決めつけるのではなく、若者とのワークショップを重ね、実際に感じていることを研究の問いにしました。そこで挙がったのが、「孤独感」と「やせ願望」でした。
東京の3,171人を12歳、14歳、16歳と追跡したデータを解析すると、16歳までに抑うつや希死念慮などのメンタル不調が女子で大幅に増えており、14歳時点の「孤独感」と「やせ願望」を介する経路が、抑うつの34.7%、現在の希死念慮の46.3%に相当しました。
もちろん、この2要素だけが原因ではありませんが、これだけ大きな割合だったことにはかなり驚きました(なお「ワシは認めん!」という方、GitHubに解析コードを公開してるので対戦よろしくお願いします)。
この研究で一番伝えたいのは、これは女の子個人の問題ではない、ということです。
若者たちから挙がったのは、
・グループから外される怖さ
・安心して本音を話せる友人の少なさ
・周囲に合わせ続けるしんどさ
・外見いじり
・SNSを通じた体型比較
・「女性はやせているべき」というプレッシャー
などでした(すでに「SNSとルッキズムだろ」のような投稿が散見されましたが、かなり的を射ています)。
つまり、思春期女子のメンタルヘルスを守るために必要なのは、孤独になりにくい環境をつくること、外見への有害なプレッシャーを減らすこと、そして若者自身の声をきちんと拾うこと(私のようなおじの声ではなく)。
Nature Human Behaviour に論文を通せたことはもちろん嬉しいのですが、綺麗ごととかでなく娘が生きやすい社会になってほしいという思いで書きました。
父親として、現状のベストは尽くせたはず。
最後に、これは思春期のメンタルヘルスをどう守るかという話なので、男 vs. 女の構造に持ち込まないようご注意のほどお願いします!
こちらの論文、以下PMC経由でどなたでも無料で読めるようになりました!
pmc.ncbi.nlm.nih.gov/article…
再掲:GDPは社会の実態を反映していませんよというNatureの記事。
【日本のGDP 来年世界6位の見込み】
news.yahoo.co.jp/pickup/6598…
【GDPで評価するのはもう古いという話】
GDPは社会の実態を十分に反映していないというNatureの記事です。
事故や災害への対応でもGDPは増えるので、「GDPが伸びた=暮らしが良くなった」とは言えないということですね。
代わりの指標として31項目が検討されてています。
たとえば可処分所得、大気中の微粒子、平均寿命、子どもの読解・数学能力、女性の暴力被害などです。
なおGDPが右肩上がりだったアメリカと中国において、人々の幸福度は向上していません(かと言ってこれだけで結論づけるのもそれはそれで間違いですが)。
つまるところ、GDPは大事なものを全然測れてないでしょ、ということです。
経済成長だけでなく、健康、教育、環境、安全、暮らしやすさまで含めて、社会の進歩を見直すべきではないか、という議論です。
GDPで伸び悩んでいる日本にとっても特に示唆的な議論でしょうか。
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
心のノイズキャンセル、10/14 (Wed)の内容は…
成田瑞先生と井門宗之がお届け✨
第29回は「思春期におけるメンタルヘルスの男女差」をテーマに、医学的エビデンスをもとに対処法を解説します!
jfn-pods.com/program/3000133…
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
【研究参加者募集】PTSDに対する「メマンチン」というお薬の効果を調べる研究
「人はなぜPTSDになるのか?」
――その疑問にまだ明確に答えることはできませんが、
脳の「記憶」の仕組みが深く関係していることがわかってきました。
私たちは「メマンチン」というお薬のPTSDへの効果を調べています。
PTSDの患者さんでは糖尿病のリスクが高くなることが知られていますが、
実は、インスリンの分泌を調節する「ATP感受性カリウムチャネル」という仕組みは、
脳の神経細胞の働きにも関わっています。
メマンチンにはこのチャネルへの作用がありますが、このチャネルの機能が、
脳で神経細胞が新しく生まれる働きや、シナプスの機能を整える働きに関わることが報告されています。
PTSDでは「出来事に関する記憶が断片化」することで、
あたかも「今、ここ」のものであるかのように、
特定の刺激と恐怖がいつまでも結びついたままになってしまうことが、
原因のひとつと考えられています。
メマンチンの作用により、「記憶の再構築」が起こることで、
症状が改善すると私たちは考えています。
このようにPTSDの症状には、
生物学的なメカニズムが大きく関わっていることがわかってきました。
心理療法によるアプローチのほか、新たな治療の選択肢を作るため、
私たちはメマンチンの研究を行なっています。
現在、研究参加者を募集しています👇
ptsd.ncnp.go.jp/
※現在、予定した登録者数に近づいており、ご案内の途中で定員に達し、募集を終了する場合がございます。あらかじめご了承ください。
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
公衆衛生のことなのに私企業に翻弄されるなんて、やっぱり腑に落ちないなぁ
わたしの友だちの姪っ子ちゃんなんて、小1で標準体型なのにダイエットしなきゃと言うてはるらしい
何が彼女にそう感じさせるのかと思うと1市民として責任感じるわ
地道に研究・提言される専門家を応援する以外に何もできひん
【Metaの和解は解決策になるか?】
この度のMetaの和解について、Natureの記事です。
今回の和解だけでは、子どもにとってSNS使用は安全にはならない、という見方が多いとのことです。その理由は、Metaの対策が表面をいじっているだけで、害が生まれる仕組みそのものにはあまり触れていないということです。
たとえば18歳未満に時間による制限を入れる予定ですが、時間そのものだけでなく、何を見せるかを決めるアルゴリズムや、インプレを増やすことで広告収益を得るビジネスモデル自体に問題があるとの指摘です(これは本当にその通り)。
また、オーストラリアでも同様の問題が生じている通り、年齢確認にも抜け道があります。
利用時間の制限だけでなく、アルゴリズムに踏み込まないと解決しないということですかね。
【Metaの和解は解決策になるか?】
この度のMetaの和解について、Natureの記事です。
今回の和解だけでは、子どもにとってSNS使用は安全にはならない、という見方が多いとのことです。その理由は、Metaの対策が表面をいじっているだけで、害が生まれる仕組みそのものにはあまり触れていないということです。
たとえば18歳未満に時間による制限を入れる予定ですが、時間そのものだけでなく、何を見せるかを決めるアルゴリズムや、インプレを増やすことで広告収益を得るビジネスモデル自体に問題があるとの指摘です(これは本当にその通り)。
また、オーストラリアでも同様の問題が生じている通り、年齢確認にも抜け道があります。
利用時間の制限だけでなく、アルゴリズムに踏み込まないと解決しないということですかね。
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
心のノイズキャンセル、10/07 (Wed)の内容は…
ネット時代の新たなメンタルケア番組!
今回は「いじめられるとなぜ辛くなるのか」をテーマに医学的エビデンスをもとお話しします✨
jfn-pods.com/program/3000133…
ダイセロス先生、やっぱり獲られたか。同じ施設で働いてたときサインもらっとけばよかったな。おめでとうございます!
BREAKING NEWS
The 2026 #NobelPrize in Physiology or Medicine has been awarded to Karl Deisseroth, Peter Hegemann and Georg Nagel “for their discoveries concerning light-gated ion channels and optogenetics.”
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
🆕🍁新番組🍁🆕
【心のノイズキャンセル】
📅毎週 月曜日 5:30~5:45
[ 👥パーソナリティ ]
成田瑞 / 井門宗之
🔗番組ページ👇
jfn-pods.com/program/3000133…
#エフエム山陰
#Vair秋の改編2026 🍁
ん?パリペリドン?と思って元論文を確認。
直接比較と間接比較の結果が一致しておらず、ネットワークメタアナリシスの仮定にも懸念があるため、著者も薬剤どうしの差の解釈は慎重にと書いてますね。
Which antipsychotic is most effective for aggression in schizophrenia?
Clozapine, concludes new network meta-analysis, followed by paliperidone and olanzapine. See full ranking:
psych-partners.com/antipsych…
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
なんとなくこれをリポストしておく
【論文を発表しました:過去イチ】
なぜ思春期女子のメンタルヘルスは悪化しているのか?
娘のために書いた論文が、行動科学の最高峰 Nature Human Behaviour に出版されました。
この問いに対して、最初に当事者である若者に教えてもらうところから始めました。
医者・研究者だけで原因を決めつけるのではなく、若者とのワークショップを重ね、実際に感じていることを研究の問いにしました。そこで挙がったのが、「孤独感」と「やせ願望」でした。
東京の3,171人を12歳、14歳、16歳と追跡したデータを解析すると、16歳までに抑うつや希死念慮などのメンタル不調が女子で大幅に増えており、14歳時点の「孤独感」と「やせ願望」を介する経路が、抑うつの34.7%、現在の希死念慮の46.3%に相当しました。
もちろん、この2要素だけが原因ではありませんが、これだけ大きな割合だったことにはかなり驚きました(なお「ワシは認めん!」という方、GitHubに解析コードを公開してるので対戦よろしくお願いします)。
この研究で一番伝えたいのは、これは女の子個人の問題ではない、ということです。
若者たちから挙がったのは、
・グループから外される怖さ
・安心して本音を話せる友人の少なさ
・周囲に合わせ続けるしんどさ
・外見いじり
・SNSを通じた体型比較
・「女性はやせているべき」というプレッシャー
などでした(すでに「SNSとルッキズムだろ」のような投稿が散見されましたが、かなり的を射ています)。
つまり、思春期女子のメンタルヘルスを守るために必要なのは、孤独になりにくい環境をつくること、外見への有害なプレッシャーを減らすこと、そして若者自身の声をきちんと拾うこと(私のようなおじの声ではなく)。
Nature Human Behaviour に論文を通せたことはもちろん嬉しいのですが、綺麗ごととかでなく娘が生きやすい社会になってほしいという思いで書きました。
父親として、現状のベストは尽くせたはず。
最後に、これは思春期のメンタルヘルスをどう守るかという話なので、男 vs. 女の構造に持ち込まないようご注意のほどお願いします!
成田瑞 精神科医 | Zui Narita MD PhD IFAPA retweeted
心のノイズキャンセル、09/30 (Wed)の内容は…
第27回テーマは「孤独感を防ごう」。孤独感が心身に与える影響や対処法について精神科医の成田瑞先生が解説します💡
jfn-pods.com/program/3000133…






















