key@おなかの外科医 retweeted
鼠径ヘルニアの手術にダヴィンチを使う意味って何なんだろうね?
普通の腹腔鏡手術でも十分に完成された術式なんだよね。
しかも、片側でも両側でも、普通のラパでもダヴィンチでも保険点数は同じ。(だよね?)
ダヴィンチの方が手術時間は長くなりがちだし、コストも高い。
一方で、術後疼痛や合併症、再発率など、患者側の明確なメリットは今のところ示されていない。
術者の負担軽減やトレーニング、病院のロボット稼働率向上には意味があるんだろうけどさ。
特に単純な片側鼠径ヘルニアで、わざわざダヴィンチを使う必要あるのかな?
「ダヴィンチでできる」と「ダヴィンチでやるべき」は別の話だと思うんだよね。
病院をやめることを上司に告げたときの反応。
「ここまでやってきたのにもったいないよ」
「指導する立場としてもこれからってときなのに」
続けられるようになんとか工夫できるか、という話題には一才ならなかった。
先日保育園の先生から聞いたこと。
小学校入学前に子どもと過ごせる時間は1/3過ぎていること。小学校卒業時には半分以上が過ぎてしまうこと。
この屈託のない弾けるような笑顔は、もうそんなに見ることができないのかもな。
1日1日を大事にしよう。
今後外科医が集約化されて1施設のスタッフが増えても、手術室の数や手術枠をはじめ既存の病院のハード面はすぐには変えられないから、きっと手術数を増やすのは難しくて(すでにほぼ上限)、それこそ緊急手術はどんどん受けられなくなっていく。
結局、自分は続けて行く精神力と体力を持ち合わせていなかったのかなと。私くらいの外科医はごまんといるし、と自分を納得させて一線を退くことにしました。自分勝手なのはわかってます、裏切りと言われてもしょうがないことも。

