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初の著書『おもちゃ流企画術』が、いよいよ10月4日に実業之日本社より発売になります!世の中のすべての企画者に向けて、「情緒的価値」の生み出し方についてわかりやすく解説しています😆
日々ゼロイチを生み出すみなさまに、一度手に取っていただけると嬉しいです😌
amazon.co.jp/dp/4408650285
ハロウィンのお菓子売り場は、9月の第1週に立ち上がります。
店頭に並ぶ1か月前から場所取りが始まり、メーカー側の企画はさらに前です。来年のハロウィン商品は、今年の11月にはもう動き始めています。
つまり今日見ている売り場は、1年前に決まったものです。
ここから分かるのは、季節商品は盛り上がっている最中に考えても間に合わない、ということです。
ではいつ考えるのが一番いいか。私は、終わった直後だと思っています。
11月1日の売り場には、情報が山ほど残っています。何が売れ残ったか。値引きがいつ始まったか。どの味が最後まで残ったか。パッケージの大きさはどうだったか。
盛り上がっている最中は、全部が売れているように見えます。差が見えるのは、引いたあとです。
イベントが終わった翌日の売り場を見に行く。手間のわりに、得られるものは多いです。
自由記述が3件しかなくても、選択肢の30%より重いことがあります。
アンケートの集計で、自由記述を件数で数えてはいけない、というのが私の考えです。
選択肢は、指一本で押せます。深く考えていなくても埋まる。
一方で自由記述は、手で文章を書く手間がかかります。それでも書いた人は、それだけ言いたいことがあったということです。熱量が最初からふるいにかけられている。
だから3件でも、同じ内容が3件並んでいたら、選択肢の30%より重い情報になり得ます。
ただし、ひとつ注意があります。
自由記述は、怒っている人が書きやすい。満足している人は黙って帰ります。件数の少ない自由記述をそのまま代表意見として扱うと、不満の方向に引っ張られます。
だから読み方は、件数ではなく「誰が書いたか」です。
買ってすぐの人か、長く使った人か。やめた人か、続けている人か。そこまで分けると、同じ3件でも意味が変わります。
私は集計表より先に、自由記述から読むようにしています。
結論を先に出すと、背景の説明をちゃんと聞いてもらえます。
順番を変えただけで通るようになった資料が、いくつもあります。
「で、結論は?」
部長が口を挟んだのは、私が3枚目をめくったところでした。
資料は12枚ありました。市場の背景から順に説明して、提案は9枚目。そこまで持ちませんでした。
そのときは、せっかちな人だと思っていました。順番に話さないと伝わらないはずだ、と。
今は違う見方をしています。
あれは急いでいたのではなく、話の地図がなかったんだと思います。どこに向かう話なのか分からないまま3分聞かされると、人は現在地を確かめたくなる。「で、結論は?」は、地図をくれという意味でした。
それ以来、1枚目に結論を置くようにしました。
おもしろいもので、結論を先に出すと、背景の説明をちゃんと聞いてもらえます。順番を変えただけで、同じ中身の資料が通るようになりました。
「結論から言え」は、せっかちな上司の好みの問題ではないと思っています。
空間再現ディスプレイが5万円台。前に見たときは桁がひとつ違った記憶があります。
この手の技術は、性能が上がった瞬間より、値段が下がった瞬間に使われ方が変わります。業務用から個人の机に降りてくると、急に変な使い道を思いつく人が出てくる。
その「変な使い道」のほうを、いつも楽しみにしています。
「で、結論は?」
部長が口を挟んだのは、私が3枚目をめくったところでした。
資料は12枚ありました。市場の背景から順に説明して、提案は9枚目。そこまで持ちませんでした。
そのときは、せっかちな人だと思っていました。順番に話さないと伝わらないはずだ、と。
今は違う見方をしています。
あれは急いでいたのではなく、話の地図がなかったんだと思います。どこに向かう話なのか分からないまま3分聞かされると、人は現在地を確かめたくなる。「で、結論は?」は、地図をくれという意味でした。
それ以来、1枚目に結論を置くようにしました。
おもしろいもので、結論を先に出すと、背景の説明をちゃんと聞いてもらえます。順番を変えただけで、同じ中身の資料が通るようになりました。
「結論から言え」は、せっかちな上司の好みの問題ではないと思っています。
比較されて負けているのではなく、比較の土俵に乗っていないことのほうが多い。
まず「確認の列」に入ることだと思っています。
人が1回の買い物で本当に迷う商品は、2つか3つです。
残りは選んでいません。確認しているだけです。
いつもの醤油、いつものシャンプー。棚の前で立ち止まってはいても、頭の中で比較は起きていない。前回と同じものがそこにあるかを見ているだけです。
企画側から見ると、ここがやっかいなところです。
どれだけ良い新商品を出しても、その人の「確認」の列に入らなければ、ずっと手に取られません。比較の土俵にすら上がっていないからです。
新商品は最初の1回より2回目があるかで決まる、と言われるのはこのためだと思っています。
では、どうやって確認の列に入るのか。
ひとつは置き場所です。いつもの棚のとなりに置く。もうひとつは、1回目の体験を外さないこと。最初に使ったときの印象が、そのまま次回の判断になります。
試して終わる商品と、定番になる商品の差は、味や機能の差より、ここにあると見ています。
1/150スケールの「作業員」。軍人の次がこれ、という順番がいいなと思いました。
ジオラマに人を置くと、建物の大きさが一気に伝わります。必要とされていたのは人そのものより、縮尺の実感のほうかもしれません。
整備しているポーズを12種類そろえるあたり、使う人の手元が見えている気がします。
新商品のお知らせ
▶︎ジオラマ人間 作業員
大人気の1/150スケールフィギュア「ジオラマ人間」シリーズで、作業員が新発売!
販売中の「軍人」とは違い、機械を整備しているようなポージング・小物がまとまったセットです。
異なるポーズの12人と、台車・操作盤などがセットになっています。
また、自立ができる台座付き!
位置決めがしやすく、接着しなくてもシチュエーションを作れます。
こちらの商品は全国の100円ショップでお買い求めいただけます。
お問い合わせの際は画像記載のバーコードを店員の方にお見せいただくとスムーズです。
※店舗により取扱状況が異なります。詳細はお立ち寄りの店舗にお問い合わせください。
※時期により廃番・欠品の可能性がございます。あらかじめご了承ください。
#ジオラマ #ミニチュア #山田化学株式会社
人が1回の買い物で本当に迷う商品は、2つか3つです。
残りは選んでいません。確認しているだけです。
いつもの醤油、いつものシャンプー。棚の前で立ち止まってはいても、頭の中で比較は起きていない。前回と同じものがそこにあるかを見ているだけです。
企画側から見ると、ここがやっかいなところです。
どれだけ良い新商品を出しても、その人の「確認」の列に入らなければ、ずっと手に取られません。比較の土俵にすら上がっていないからです。
新商品は最初の1回より2回目があるかで決まる、と言われるのはこのためだと思っています。
では、どうやって確認の列に入るのか。
ひとつは置き場所です。いつもの棚のとなりに置く。もうひとつは、1回目の体験を外さないこと。最初に使ったときの印象が、そのまま次回の判断になります。
試して終わる商品と、定番になる商品の差は、味や機能の差より、ここにあると見ています。
30分版しか持っていない企画は、急に聞かれた場面で落ちます。
短いほうから作ると、芯が先に決まります。
自分の企画を、30秒、3分、30分の3つの長さで説明できますか。
長さを変えて話せる人は、どこが本当に大事かを分かっています。逆に、30分かけないと説明できない企画は、まだ固まっていません。
30秒は、一言で何をやるか。廊下で役員に会ったときの長さです。
3分は、なぜ今やるのかと、誰が喜ぶか。会議の冒頭で使います。
30分は、数字と段取りと、想定される反対意見への答え。
同じ企画でも、相手と場面で必要な長さは変わります。それなのに多くの人は、30分版しか持っていない。だから「あれ、どうなった?」と急に聞かれた瞬間に答えられません。
私は、企画書を書き終えたあとに30秒版を作るようにしています。
作ってみると、たいてい書けません。書けないときは、まだ企画の芯が決まっていないということです。
作り手の側にいた人間として、耳が痛い話でした。
商品を売るときは使い方をひとつに決めたほうが伝わるので、そこに「こちらのほうがいい」という言葉がくっつきやすいんだと思います。
自分がやってきたことの中にも、たぶん同じものがあります。
「コットンの方がいい」は化粧品メーカーのマーケティングが作った常識で皮膚科学的には手で十分
そもそも化粧水の「浸透」は角質層(厚さ0.02mm)までしか届かない。薬機法でも「浸透」と書く場合は「角質層まで」の注釈が必須。角質層は死んだ細胞の層だから、コットンで押し込もうが手で塗ろうが、到達する深さは変わらない
コットンのメリットとして「均一に塗れる」と言われるが、手のひらで顔全体をプレスすれば十分均一に行き渡る。逆にコットンのデメリットは明確で、繊維による物理的摩擦がある。角質層の最外層にあるコルネオデスモソームが摩擦で壊れると、バリア機能が低下してTEWL(経表皮水分蒸散量)が上がる。敏感肌や肌荒れ中の人がコットンで毎日擦ると、スキンケアしているのに肌が荒れるという矛盾が起きる
もったいない問題は正しい。一般的なコットンは化粧水の40-50%を繊維内に吸収する。500円玉大を出しても半分はコットンが飲んでいる。シルコット等の「吸収しにくいコットン」でも2-3割は持っていかれる。3,000円の化粧水なら1,200-1,500円分はコットンに捨てている計算
俺は完全に手塗り派。洗った手で化粧水を取って、顔全体にハンドプレス。頬→額→顎の順で5秒ずつ押さえる。手の体温(約32-33℃)で化粧水の粘度がわずかに下がり、角質層への親和性が上がる。叩き込む(パッティング)は不要。叩く衝撃で毛細血管が拡張→赤ら顔の原因になるし、浸透促進のエビデンスもない
コットンが有効なのは「拭き取り化粧水」を使う時だけ。AHAやPHA配合の拭き取りタイプは、コットンの物理的な角質除去と化学的なピーリングの相乗効果を狙った設計だから、手では代替できない。それ以外の保湿系化粧水は手でいい
結論。手で塗れ。もったいない感覚は正しい。浮いた分は美容液に回した方が肌への投資効率が上がる
2006年の玩具売り場、この棚の並びに見覚えがあります。
当時は玩具メーカーで企画をしていて、この2本がどれだけ強かったかを、売り場の面積で毎週思い知らされていました。
写真が残っているのがありがたいです。毎日見ていた景色だったので、わざわざ撮ろうと思わなかった。
自分の企画を、30秒、3分、30分の3つの長さで説明できますか。
長さを変えて話せる人は、どこが本当に大事かを分かっています。逆に、30分かけないと説明できない企画は、まだ固まっていません。
30秒は、一言で何をやるか。廊下で役員に会ったときの長さです。
3分は、なぜ今やるのかと、誰が喜ぶか。会議の冒頭で使います。
30分は、数字と段取りと、想定される反対意見への答え。
同じ企画でも、相手と場面で必要な長さは変わります。それなのに多くの人は、30分版しか持っていない。だから「あれ、どうなった?」と急に聞かれた瞬間に答えられません。
私は、企画書を書き終えたあとに30秒版を作るようにしています。
作ってみると、たいてい書けません。書けないときは、まだ企画の芯が決まっていないということです。
たまたまうまくいった日を、そのままにしていないか。
条件まで降りられるかどうかで、次の再現性が変わります。
バルミューダのトースターは、雨の日のバーベキューから生まれました。
2014年、社員で河原に出かけたときのことです。あいにくの雨でしたが、炭火でパンを焼いた。そのトーストが、異様においしかった。
後日、同じ炭と同じパンで再現しようとしたのに、どうしてもあの味になりません。
違っていたのは、雨でした。
湿度の高い状態で焼いたことで、表面だけが先に乾き、中に水分が残った。おいしさの正体は、腕でも気分でもなく水だったわけです。
2015年に発売されたトースターには、本体に水を5cc入れる仕組みが付いています。スチームで表面を覆って、あの日の条件をつくり出す。
この話で大事なのは、水を入れるという思いつきのほうではないと思っています。
「うまくいった日」を、腕や運で片付けずに、条件として特定したことのほうです。
企画でも、たまにうまくいく日があります。会議がうまく回った日、提案が一発で通った日。
その日に何が違ったのかを書き出しておけば、次から再現できます。書き出さないと、ただの良い思い出で終わります。
コラボ商品が効くのは、知らない人にも説明がいらないからだと思っています。
棚の前で「これは何か」を考えさせた時点で、たいていの新商品は負けます。
作品の名前が、その説明を全部肩代わりしてくれる。
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Stranger Things
×
セブン‐イレブン / イトーヨーカドー
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企画の仕事は成果が出るまでの時間が長いので、評価の期と合わないことがよくあります。
半年かけた企画書が形になるのは翌期で、その頃には担当が変わっていたりする。
だから私は、途中経過を見せる回数を増やすようにしていました。評価のためというより、忘れられないためです。
評価面談で「今期はC評価ね」と言われた。
理由を聞くと、課長は笑った。
「目立った成果がないからね」
さらに、
「言われたことしかやってないでしょ。もっと自分から動かないと」
私は言葉を失った。
私は入社6年目の営業企画。
この半年、ほぼ一人で新サービスの企画書を作っていた。
取引先200社分の発注データを集計し、
営業担当に聞き取りをして、
毎晩21時過ぎまで資料を直した。
完成した企画書を見せると、課長は言った。
「いいね。役員会には俺から出しとくから」
1か月後、企画は役員会で通った。
社内報にも載った。
『営業企画課長が主導した新サービス、来春スタート』
そこに、私の名前はなかった。
課長からは、普段から何かと言われていた。
会議で意見を言うと、
「口だけは達者だね」
資料を出すと、
「これ、俺が前に言ったことでしょ」
定時に帰ろうとすると、
「企画は時間じゃなくて、熱量だよ」
それでも、我慢していた。
チームの成果だし、課長が通してくれたのは事実だったから。
そして、評価面談でのC評価。
評価シートの最後には、本人コメント欄がある。
いつもは「承知しました」とだけ書いていた。
その日、私は30分迷って、こう書いた。
『新サービスの企画書は、私が作成しました。集計データと作業の履歴を添付します』
翌日。
人事担当者から電話がかかってきた。
「少し確認させてください。実は、課長ご自身の評価シートにも……」↓
バルミューダのトースターは、雨の日のバーベキューから生まれました。
2014年、社員で河原に出かけたときのことです。あいにくの雨でしたが、炭火でパンを焼いた。そのトーストが、異様においしかった。
後日、同じ炭と同じパンで再現しようとしたのに、どうしてもあの味になりません。
違っていたのは、雨でした。
湿度の高い状態で焼いたことで、表面だけが先に乾き、中に水分が残った。おいしさの正体は、腕でも気分でもなく水だったわけです。
2015年に発売されたトースターには、本体に水を5cc入れる仕組みが付いています。スチームで表面を覆って、あの日の条件をつくり出す。
この話で大事なのは、水を入れるという思いつきのほうではないと思っています。
「うまくいった日」を、腕や運で片付けずに、条件として特定したことのほうです。
企画でも、たまにうまくいく日があります。会議がうまく回った日、提案が一発で通った日。
その日に何が違ったのかを書き出しておけば、次から再現できます。書き出さないと、ただの良い思い出で終わります。































