
ALT チラシの画像の表面です。青紫のグラデーションに、画像が二点配置されています。 画像の中の文章が次の通りです。 飯山由貴 作品上映会+ 日本軍「慰安婦」制度サバイバー訪問報告会 「戦時と平時―― ジェンダーに基づく暴力のその後を辿る」 日時:2026年11月14日(土)11:00~13:00 場所:同志社大学 寒梅館 地下A会議室 京都市上京区今出川通烏丸東入(地下鉄烏丸線「今出川」駅 2番出口すぐ) 地下一階 資料代:500円 第一部:上映《家父長制を食べる》(2022)13分50秒 第二部:報告会 飯山由貴「ジェンダーに基づく暴力を表現すること・インドネシア、南スラウェシとフィリピンの日本軍「慰安婦」制度サバイバーの訪問について(2025年冬~2026年夏)」 第三部:来場者との対話 申し込みフォーム:https://forms.gle/GcMSzjKulwkxwHcf7 主催:同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター JSPS科研費「戦争・占領期を生きた美術家たち:「移動」とジェンダーの視点から」(基盤研究(C))

ALT チラシの裏面です。画像のなかの文章は次のとおりです。 飯山由貴は東京を拠点に活動する美術家です。社会的なスティグマが歴史的にどのように作られるのかを取材し、それを表現によって語りなおす実践に映像やインスタレーションを用いて取り組んでいます。 本会では、飯山が2022年に発表したDV(ドメスティック・ヴァイオレンス:親密圏の暴力)に関する作品群のひとつである、《家父長制を食べる》(13分50秒)を上映します。 その後、近年取り組んでいる日本軍「慰安婦」制度に関する作品制作の調査の過程として、インドネシア(南スラウェシ地域、訪問時期:2025年11月、2026年6月)とフィリピン(シティオブマニラ近辺・ルソン島、ロハスシティ・パナイ島訪問時期:2026年8月)のサバイバーの訪問について報告をしたあと、参加者との対話の時間を設けます。 日本軍「慰安婦」制度を、現在の日本社会におけるジェンダーに基づく暴力と安易につなげて語ることはできません。しかし、それでもこの歴史と生き延びた証言者の声は、この現実のなかで痛んだ心身とともに生きている私たちに語りかけてきます。被害者の声へ同一化するのではなく、異なる個人として共感し、その立場から一歩踏み出すことを、運動と表現の実践を通して飯山は探っています。 戦時と平時のジェンダーに基づく力は、いったいどのようにねじれた形で私たちの日常生活に存在しているのか、見つめなおしてみませんか。 プロフィール:飯山由貴(いいやまゆき) 美術家。神奈川県小田原市出身。東京を拠点に活動している。映像作品の制作とともに、記録物やテキストなどから構成されたインスタレーションを制作している。人々との会話や出会い、そして自身の生活から、精神障害、ジェンダーに基づく暴力、レイシズムに焦点を当てて制作する。近年は多様な背景を持つ市民や支援者、アーティスト、専門家と協力し制作を行う。 表紙画像:2026年8月20日、マパニケ村のロラの手元 写真:飯山由貴 《家父長制を食べる》2022年 13分50秒4K 写真:金川晋吾

ALT じつを言うとわたくしは、先生の教え子の一人である。自分でそう思っている。昭和十八年に、明治大学の文芸科にわたくしは籍をおいたことがあって、先生の講義を聴いているからだ。当時の文芸科には、岸田国士氏を文芸部長に、三好達治、今日出海、田辺尚雄、舟橋聖一氏らの諸先生が教鞭をとっていらっしゃって、いかにも文学者らしい独特の授業ぶりであったが、中でも小林先生のは一頭地を抜いていた。教室へ来られると、教壇の椅子へ腰掛け、椅子ごと、うしろの黒板へ凭れて、机の上に足を投出して煙草を吸いながらの講義である。ノートなどは持参されず思いつくままに喋られる。その傍若無人なのにわたくしは魂消たが、講義そのものは思索の深いあとづけと、独創性が横溢していて、じつに面白かった。おもに千利休と秀吉の咄をされたが、あんな大胆な秀吉論はついぞ聴いたことがない。たばこは『暁』という安煙草だった。教室での喫煙は、授業中でなくとも当時は厳禁である。そんなことは知らん顔で吸われる。時々じゃまくさそうに、黒板に(椅子へ腰掛けたまま)上体をねじって字を書かれる。茶器の銘などである。その字が、消すのが惜しいほど風格のあるいい字だった。 五味康祐「ステレオ狂の立場から」 昭和42年10月




































