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ル・マルテ・オワリュート・アケ・ナラディーロ
(戦いなくして変化なく、戦いなくして進歩なく、人は獣に留まるなり)
グラツィ・ミル・モメンダーリ
(獣を人に育むは戦いなり)
イル・メルキババ・ウム・モウリ・ケセラン
(人を神に至らしめるもまた)
ソロースワンやったか
つまり資本は人間が使ってナンボ
人間がいなければ無用の長物
卑近な例で言えば運転手がいないとバスやタクシーが何台あっても何を運べない
(逆にいうと資本が人間を代替するか?ともなる
フランス政府のカルト(セクト)の定義の1つに
相手を隔離する、ってあり
つまり人間って所詮周りとの関係から自我を保つ
関係を一箇所にすれば容易に依存する
時間的、経済的に「宗教活動以外できなく」すれば容易に依存させられる、と
ラムゼイルールの教材になるかのようなケース
つまり 発泡酒に安い税をかければ消費者はそっちにいく
ビールを飲みたい消費者は発泡酒になり、政府は結局税が入らない
トータルで見れば誰も得せず、消費者が妥協させられただけ
19世紀終わりの英国がそうで
彼らは猛追する米国やドイツに対して 植民地に投資をし、彼らの必要な資源を売り その配当で食べるようになった
だからGDPは伸びずともGNIは増加していった
平たく言えば日本という国が老いている、という意味でもあるが
韓国もおそらく徐々に置いていくとは思う
一人当たりGDPで韓国が日本を抜いた事について、その「理由」が何なのかがxで議論されていますが、よく言われる労働時間や老人が多い事以外の「一番大きな理由」をちゃんと触れているポストが少ないのでまとめます。(多分韓国人が読んでも意味あると思います)
1●よく言われる理由はあまり大きなものではない
韓国と日本の差について、よく言われるのは「生産年齢人口の差(日本は高齢化しているので人口あたりの”戦力”になる割合が小さい)」ですよね。
しかし、日本の場合高齢化した人手不足を補うために、諸外国と比べると段違いに女性や老人が働いて穴を埋めているので、直感ほどは大きな差には繋がっていないはずです。
「生産年齢人口比率」で見ると日本59%、韓国69%と大きな差があるんですが、「人口に占める就業者数」では55.3%、55.7%とかなり差が縮まる。
一方で「労働時間数」は韓国と日本で実際かなり差がある(一人当たり日本1598時間、韓国1833時間)。
これは両国の生活感を肌感で知っている人からしても、「日本は休日が多いし、安倍時代の”働き方改革”以後労働時間が大きく減った」と感じている人も多いのではないでしょうか。
両国の差はある程度までは韓国に「モーレツに働く」カルチャーが残っている事が一因と言ってよさそうです。
しかし、こういう「よくある議論」は、日韓の経済構造の違いを説明する「ある大きな違い」を見逃しているんですね。
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2●「一番大きな差」は「経常黒字と貿易黒字の差」
国の経済を分析するのに「経常収支」と「貿易収支」という2つの指標があります。単純にいえば「その国の輸出額マイナス輸入額」が「貿易収支」であり、そこに海外との給与や投資による利益の移動などを加味したものが「経常収支」ですね。
日本も韓国も大きな「経常黒字」を毎年出している国ですが、韓国は「貿易黒字」の部分が大きく、しかも昨今のAIメモリブームで”激増”レベルに伸びていますが、日本の貿易収支は昨今、年によって赤字になったり黒字になったりするレベルでしかありません。(燃料費が高くなると輸出した分の黒字を相殺されてしまう程度)
一方で、日本の場合この「貿易黒字がトントン」ぐらいなところに追加される「第一次所得収支」という部分が非常に大きくて、「経常収支」では世界有数の黒字を毎年出している構造になっています。
つまり
・韓国=大きな貿易黒字+そこそこの所得黒字→大きな経常黒字
・日本=時々貿易赤字にすらなる+巨額の所得黒字→大きな経常黒字
という差がある。
これは何を意味するのでしょうか?
「第一次所得収支の黒字」というのは、多くは日本企業が輸出先の現地に工場を立てて操業している部分の利益額などで構成されています。
つまりこの韓国と日本の差は、
・「日本企業の方が現地に進出して現地で生産している量が大きい」
・「韓国は自国内に工場を多く残せている」
…という違いだと言えます。
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3●”GDP”には「第一次所得収支」部分は算入されない
で、ここからが大事な計算上のトリックなのですが、この「経常収支と貿易収支の差」を生み出す「第一次所得収支」の部分は
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「GDPに含まれない」
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のです。日本の場合ここの部分の数字が大きい(GDP比6%ほど)ので影響はかなり大きい。(しかしこの大きな経常黒字が、日本政府が大きな累積債務を抱えていつつもなんとなく平気でいられる大事な”防波堤”になっています)
そして、GDPとは違ってこの所得収支部分も含まれた計数としてGNI(国民総所得)という指標があるのですが、そのGNIの一人当たりの数字を比較すると、現状では日本の方が数%ほど上回る計算になります。
これは何を意味するのでしょうか?
それは、以下の二点です。
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・韓国と日本の「産業競争力」的な比較を大枠ですると実はそれほど差がない(韓国は半導体産業などの一部の目立つ産業で超強く、日本は産業機械や半導体材料なども含めた”裾野の広さ”でカバーしていると思われる)
・両国の最大の違いは、韓国はその「収益源を国内に維持」できているが、日本は歴史的経緯からかなり”現地化”せざるを得なくなって国内が”空洞化”している問題がある。
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歴史的に、2010年代初頭の異次元レベルの円高時代があり、その前にアメリカ人が国中で日本車をハンマーでぶち壊しまくっていた貿易摩擦時代があり・・・といった経緯で日本企業が防衛的な理由からかなり海外に工場を出してしまった違いが、今の日韓の違いの一番大きな部分を生み出していると言えるでしょう。
「GDPでなくGNIで見れば日本の方が少し上回っている」と書きましたが、そのことと「韓国人の方が最近は少し豊かな生活をしている」という実感は矛盾しません。
「工場」が一個国内にあればそこの経済活動分はすべてその国民が享受できますが、例えばアメリカやメキシコに建ててしまえばその利益の大部分は国外にでてしまいます。結果として日本企業は国内での賃上げにも慎重になってしまう良くないサイクルが回ってしまう。
「産業競争力」的なものではあまり変わりがなくても、その「上がり」を韓国は十分に国内で受け取れているために、GDPの差や「国民の豊かさ」指標に繋がっているという違いがあるんですね。
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4●日本人や韓国人にとっての示唆は?
xで結構見る「とにかく日本はダメなんだ」という議論は、同じぐらいよく見る「日本は何の問題もないのだ!」と言い張る議論とレベルが同じで、どちらもあまり役にたちません。
「差の原因」をこうやって丁寧に分析することの意味は、過剰に楽観したり過剰に悲観したりすることなく噛み合った対策を作るために大事なんですね。
このポストで話した事の日本にとっての示唆は、無駄に「もうダメだ」的に悲観的にならずに、”直感に比べて依然として十分稼いでいる”日本企業群の強さをある程度信頼しつつ、それを「いかに国内回帰できるか」が大事なポイントになるという事がまずあげられます。
高市政権が各地域の産業クラスター計画などといって「投資の国内回帰」を目指していますが、円安その他の事情からの状況変化をうまく捉えて、”国内に戻せるものは戻していく”流れを後押ししていくことが重要です。
そのためにも、今後の日本はとんでもない人手不足時代になるために、AIやロボティクスを利用した省人化方向の新しい改革を実現できるかが超重要になってくるでしょう。
あとは、貿易摩擦時代のトラウマから「目立つ産業」からはある程度撤退してしまって、そこを台湾や韓国に取られてしまっていますが、ラピダスをはじめとしてそういう産業に再度参入を目指すことも大事なチャレンジですね。
一方で、韓国人がこの話から学べる事はなんでしょうか?
それはおそらく、今後の韓国は「日本が辿った苦難」をほぼそのまま体験する可能性が高いので、その対策を考えておく事が大事なのだと思います。
それは、①大きな貿易黒字への批判の高まりへの対応、②中国による追い上げ、③少子高齢化の影響です。
今までは「自国内で大部分を製造し輸出する」モデルで良かったが、先日イーロン・マスクが韓国半導体メーカーを名指しで批判していたように、そういう「自分たちだけ儲かってる」のは周りから批判されるようになります。造船業の対米投資などのように「海外に出さざるを得ない」分野もでてくるでしょうが、総体的にどう批判をかわしつつも国内に産業を残せるかが大きなチャレンジになります。
また、「自国の大事な先端分野」に中国が13億人の総合力で襲いかかってくるという大問題もある。「高齢化による人手不足」が、韓国の場合は日本から10年以上遅れてこれから本格的に襲ってくるという問題もある。
それは大枠でいえば2000年ごろから今までの間に日本が体験した困難を「ほとんどそのまま同じように」後追いで体験する事になるのではないかと思います。
その「対策」はむしろ日本とは違う韓国らしいものとなるべきでしょうけれども、「今後直面する問題が何なのか」は日本の例が学びになるはずだと思います。
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なんだかんだ、日韓の関係は20年前とかに比べたら断然良くなったと感じています。韓国人の方にも余裕が出てきて、変に感情的にならずに両国の違いを違いとして理解できるようになって来たのも大きい(その分日本人でやたら感情的になってる人が時々いますがw)
両国の文化はある面でめちゃくちゃ違うように見えて、人類全体で比較すると「かなり近い」のは間違いありません。直面している課題もすごく近い。
感情的な対立や色眼鏡のついたサゲあいではなく、お互いの長所を学び、短所を補い合えるような関係になっていければいいですね。















