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新聞社にいたころ、上司や同僚から「この記事を書け」と指示されるのと同じほどの頻度で「この記事を書くな」と指示された。書けと言われるとリーマン記者だから面倒でも従うのだが、書くなと言われると戸惑う。この分野この地域はワシの縄張りや、お前は引っ込んでろ、ということなのだが。
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【注意喚起】青森県で震度6強の地震を観測しました。災害が予想される場合、偽・誤情報が流布されることがあります。生成AIによる偽画像や過去の地震の情報の画像が流れることがあります。有名人や知人・友人の発した情報でも、再拡散する前に立ち止まり、それが正しい情報か確認して下さい。
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Wikipediaが公開している閲覧数データを視覚化してみました。英語版Wikipediaの人間による閲覧数は、8年間ほぼ変わらなかったのに、2025年になって初めてはっきりと減少しています✍️使ったのはWikimedia Analytics APIの月次データです。2015年7月から2026年5月まで、主要な言語版ごとに「人間による ページビュー」と「自動(bot等)によるページビュー」が取得できます。
まず、主要21言語版の人間閲覧数を合計すると、2016年から2024年までは月140億〜150億回でほぼ横ばいでした。
それが2025年は月平均131億回、2026年(5月まで)は119億回まで下がっています。
英語版だけでも同様で、8年続いた月76億〜77億回から、2025年に71億回、2026年に67億回へと落ちました。
確実に言えるのは、
「人間によるWikipedia閲覧が、2025年に、長年の横ばいを割り込んで減り始めた」
という事実です。
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次に気になるのは「減り方の中身」です。
考えられるのは二つで、「訪れる人そのものが減った」のか、「訪れる人は変わらず、一人あたりが見るページ数が減った」のか、です。
英語版を「閲覧数」「ユニークデバイス(訪問者数の近似)」「一人あたり閲覧数」に分けてみると、訪問者数は横ばいから微増で、減っているのは一人あたりの閲覧数のほうでした。
ここで確実なのは、訪問者は減っていない、という一点です。
「AIが浅い調べものを肩代わりし、深く読みたい人だけが残った」という解釈とも相性は良いのですが、これはまだ可能性の段階です。
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というのも、一人あたり閲覧数は、生成AI登場よりずっと前の2017年ごろから、すでに年10%前後のペースで下がり続けていたからです。
スマートフォンへの移行や、検索結果に出る要約パネルの普及など、長年の流れによるものと考えられます。
アクセス手段別で見ても同じで、デスクトップは2018年の月36億回から2023年の25億回へと、AIが話題になる前から減っていました。
つまり「閲覧が浅くなる」傾向そのものはAI以前からのもので、この指標だけで生成AIの影響を取り出すことはできません。
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そこで着目してみたいのが、前年同月比(YoY)です。
YoYはその月を1年前の同じ月と比べる指標で、季節の山と谷を打ち消せるぶん、増減の勢いが見えやすくなります。
これを並べると、生成AIの影響と思われる変化がいつ現れたのかが、はっきりしてきます。
ChatGPTが公開されたのは2022年11月ですが、それが丸一年フル稼働した2023年も、2024年の前半も、英語版の閲覧数はむしろ前年比でプラス(およそ+3〜+12%)でした。
風向きが変わったのは2024年の年央です。
GoogleがAI Overviews(検索結果の最上部にAIの要約を出す機能)を米国で本格展開したのが2024年5月で、その直後の7月から前年同月比はマイナスへ反転し、以後はマイナス3〜10%で定着しました。
確実に言えるのは、ChatGPTの登場では減らず、検索にAI要約が埋め込まれたあとから減り始めた、というタイミングの事実です。
因果そのものを断定はできませんが、この検証では重要な対比のように思えます。
この投稿に添付しているのが、その前年同月比のグラフです。
英語版(オレンジ)・日本語版(緑)・全言語版合計(青)の3本で、縦軸がYoY(%)、ゼロを下回った前年割れの領域を線ごとの色で塗っています。
赤い破線は、左がChatGPT公開、右がAI Overviews展開です。
英語版と全言語版合計が、ChatGPTの線では落ちず、AI Overviewsの線を境にマイナス側へ沈んでいくのが見て取れます。
緑の日本語版だけは動きが違いますが、これは後で触れます。
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ちなみに2025年の数字には注意が要ります。
Wikimedia財団は2025年に、人間と数えていた閲覧の一部が、判定をすり抜けた高度なbotだったと発表し、2025年3〜8月分を人間から自動へ分類し直しました。
この付け替えが入ると、人間の行動が変わっていなくても、統計上の人間閲覧数は下がります。
ただ、減少が始まった2024年の年央は、この再分類(2025年3月〜)よりも前です。
少なくとも最初の反転については、統計処理の変更だけでは説明できません。
なお財団が公表した「人間閲覧 約8%減」は、この再分類を補正したあとの数字で、今回の傾向ともおおむね一致しています。
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言語版どうしの比較も試しました。
「AI Overviewsの展開が早かった英語版ほど大きく減ったはず」と考えたのですが、合計値で見るとインドネシア語版やヒンディー語版のほうが大きく減っており、単純比較では因果を取り出せませんでした。
bot再分類の出方や成長率の違いが、言語ごとに混ざってしまうためです。
日本の皆様が気になる日本語版は、英語版とは別の動きでした。
日本語版は、AI Overviewsが日本に届く前の2022〜2023年にすでに前年比で7〜9%ほど減っており、2024年後半から2025年は持ち直し、はっきり減り出したのはむしろ2025年末から2026年(6〜8%減)です。
冒頭のグラフでも、緑の線だけが2023年にいったん沈んで戻っているのが分かります。
英語版のような「AI Overviewsと同時に減り出した」タイミングの一致は無く、前史があるぶん、直近の減少をそのままAIのせいとは言い切れません。
裏を返せば、日本語版はAIの影響を受けにくい時期が長く、比較の“ものさし”に使えます。
それを生かしたのが、ワシントン大学のMehrzad Khosravi氏とHema Yoganarasimhan氏による2026年の論文、
「Impact of AI Search Summaries on Website Traffic: Evidence from Google AI Overviews and Wikipedia」
(AI検索要約がウェブサイトのアクセスに与える影響:Google AI OverviewsとWikipediaからの証拠、arXiv:2602.18455)
です。
同じ記事を、英語版とAI Overviews未展開の4言語版(ヒンディー語・インドネシア語・日本語・ポルトガル語)で突き合わせる差の差分析により、AI Overviewsへの露出が英語版記事の日次アクセスを約15%減らした、と推定しています。
文化系の記事ほど影響が大きく、理工系では小さいという差もあり、短い要約で済む話題ほど置き換わる、という見立てと整合します。
ただしこれは2023年10月から2024年8月という約10か月の短期効果で、長期にわたって同じ大きさが続くかどうかは別の問題です。
それでも、今回の集計データが示す「2024年央の転換点」と、この研究の「約15%減」は、別々の角度から同じ向きを指しています。
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ここから先は解釈ですが、生成AIがWikipediaに与える影響は、ひとつではなさそうです。
ひとつは、検索に埋め込まれたAI要約が、人間の浅い調べもののクリックを肩代わりし、人間閲覧を押し下げる方向。
もうひとつは、その要約やチャットの土台を作るために、AIの学習用クローラーが大量にアクセスし、機械閲覧を押し上げる方向です。
しかも後者の一部が人間のふりをしていたことが、2025年のbot再分類で分かりました。
人間の閲覧を減らすAIと、機械の閲覧を増やすAIが、同じ百科事典の上で同時に進んでいるように見えます。
Wikipediaはいまも、多くのAIの回答の出どころだと考えられます。
その情報源が、使われるほど人の訪問を失っていくとすれば、誰がこの百科事典を支えるのか、という問いが静かに残りそうです。
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最後に、今回の分析でわかったことを整理しておきます。
確実に言えるのは、
●英語版・全言語版の人間閲覧数が2025年に、長年の横ばいを割って減ったこと
●減ったのは訪問者数ではなく、一人あたり閲覧数であること
●ChatGPTの登場では減らず、AI Overviews展開の直後から前年割れが定着したこと
の三つです。
まだ断定できないのは、その減少のどこまでが生成AIによるものか、という因果の大きさです。
一人あたり閲覧数はAI以前から下がっていましたし、2025年にはbot再分類という別の要因も重なっています。
それでも、減少の始まりがbot再分類より前にあること、記事単位の先行研究も別の手法でAI Overviewsによる約15%減を示していることを合わせると、検索のAI要約がWikipedia離れの一因になっている可能性は高い、というのが今回の感触です。
世界最大の知識共有プラットフォームと、私たち人間の知識に対する向き合い方は、どう変わっていくのでしょうか。
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FIJでは、東京科学大学の笹原和俊教授をお呼びし、FIJセミナー「プレバンキングとは何か ~ 『フェイクニュースの免疫学』から学ぶ~」を開催しました。
誤情報拡散を事前に防止するための「ワクチン」である「プレバンキング」について学びました。
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【4月26日(日)14時~】
FIJセミナー「プレバンキングとは何か ~ 『フェイクニースの免疫学』から学ぶ~」
fij.info/archives/13819
東京科学大学教授の笹原和俊教授に、「プレバンキング」についてお話しいただきます。
参加は無料。事前のお申し込みが必要です。
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衆院選2026ファクトチェック特設ページを開設しました
navi.fij.info/shuinsen2026/
ファクトチェック記事へのリンクや、過去の選挙の記事などをご紹介しています。
#ファクトチェック #衆院選ファクトチェック #衆院選 #衆院選2026
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Replying to @afujimura
昨年から、NHKさんが和訳してくれています。2024年の日本語版はこちらです。
nhk.or.jp/bunken/research/ov…
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映画『PERFECT DAYS』の平山さんは毎晩読書を終えて寝転び夢をみる。昼間に見た木漏れ日の、ゆったりとしたモノクロームの世界。幸運にも、それらのムービングイメージを担当したドナータ・ヴェンダースの個展のイヴェントへ昨晩参加ができた。
映画の脚本やプロデュースを担当した高崎卓馬さん、映画に登場した田中泯さん、またPERFECT DAYSの派生作品『Somebody Comes into the Light』の音楽を担当した三宅純さんによるトークは貴重な話の連続。タクシー乗車中のドナータ・ヴェンダース、パリのホテルの部屋からヴィム・ヴェンダースもオンライン参加。ドナータ・ヴェンダースにとって日本での撮影は特別な日々であったようで何だかうれしく思った。ヴィム・ヴェンダースが滞在していたホテルは奇遇にも前回のパリ出張で宿泊したホテルだった。壁のペインティングがストレンジと話していて笑った。
トーク後、田中泯さんには平山さんの目にしか映らない存在だと思っていたことをご本人にお伝えできた。三宅純さんにはちょうどトークで話題に上った『Vollmond』のジャケットにサインをいただいた。実はクラインシュタインにとって実に思い出深いアルバム。それがさらに貴重に。
アーティスティックな17のトイレから映画作品やインスタレーションが複層的に生まれてさまざまな人のクリエイティヴィティが見え隠れ。映画の中の台詞を日常ふとした時に思い出す。世界中の人がどこか普遍的なモノやコトをこの映画から見つけることになりそうだ。
#PERFECTDAYS観た #PERFECTDAYS
#THETOKYOTOILET
ありがとうございました😊
@perfectdays1222 @takumantakuman @jun_miyake @104galerie
映画『PERFECT DAYS』の「平山さん」は「平山さん」であると同時に「わたし(たち)」だと思った。現場へ向かう車内で聞く音楽、夜、眠りに落ちる前に読む本のタイトルから否が応でも西洋の影響を思いきり受け享受してきたことがわかるからだ。同時に日本が生んだ美しいものにも平山さんは心惹かれている。単なる西洋かぶれではないところも平山さんはわたし(たち)と同じだと思った。
#PERFECTDAYS観た #PERFECTDAYS #役所広司 #ヴィム・ヴェンダース #高崎卓馬 @perfectdays1222
写真はDonata Wendersの展示 “KOMOREBI DREAMS: supported by THE TOKYO TOILET Art Project / MASTER MIND”。目黒区青葉台にあるギャラリー104GALERIEにて1/20まで。
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ついに…!早速登録して有料記事の豊富さと内容の濃さに感動してる。そして今なら実質480円/月 // スマートニュース、有料ビジネスニュースとクーポンを集約した日本初の購読サービス『SmartNews+』を提供開始 国内外25以上のメディアの厳選記事が読み放題 prtimes.jp/main/html/rd/p/00… via @PRTIMES_JP
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政治、パレスチナ・イスラエル・ウクライナ・ロシアなど国際情勢、新型コロナやワクチン、マイナンバー他、疑わしい情報を見つけたらお寄せください。たくさんの情報が寄せられ、助かっています。こちらから。FIJが運営するファクトチェック関連情報サイトのフォームです。
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政治、ウクライナ・ロシア・中国・台湾など国際情勢、新型コロナやマスク、マイナンバー、事件事故他、疑わしい情報を見つけたらお寄せください。たくさんの情報が寄せられ、助かっています。こちらからどうぞ。FIJが運営するファクトチェック関連情報サイトのフォームです。
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FIJは、日本で #ファクトチェック の推進・普及活動を担っている非営利団体です。認定NPO法人ですので、ご寄付いただいた方に税制上の優遇措置があります。ぜひご支援いただきますようお願いいたします。
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